ユーザベース、東南アジア特化のエキスパートネットワーク企業を買収

・ユーザベースが東南アジア特化のSealed Network社の全株式を取得、2026年2月クロージング予定
・ENS事業関連で3件目のM&A、日本・北米に続き東南アジアの専門性を獲得
・シンガポール等に拠点を持つSealed社のネットワークでSpeedaの提供価値を向上

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ユーザベース、東南アジア特化のエキスパートネットワーク企業を買収

株式会社ユーザベースは、東南アジアに特化したエキスパートネットワークサービス(ENS)を提供する新がホールのSealed Network Pte. Ltd.の発行済株式総数の100%を取得する最終契約を締結しました。取引完了は各種条件の充足および必要な手続きの完了を前提として、2026年2月を予定しています。

ENS事業強化に向けた3件目のM&A

ユーザベースグループは、グローバルENS市場におけるプレゼンス強化を目的としたM&A戦略を継続的に展開しています。2020年に日本国内を中心にENS事業を展開する株式会社ミーミルを完全子会社化、2024年には北米を中心にENS事業を展開するEnquire AI, Inc.から海外エキスパートを承継し、国内外でENS事業を強化してきました。今回の買収はENS事業関連で3件目のM&Aとなります。

Sealed Network社は2019年にBenjamin Lee氏によって創業され、シンガポールを主要拠点として東南アジア全域をカバーしたエキスパートネットワークサービスを提供しています。同社のネットワークは、専門性の高い知見を求めるコンサルティングファーム、金融機関、ファミリーオフィス、事業会社などを主要な顧客としています。

同社はシンガポール、インドネシア、フィリピンに拠点を置き、英語圏のみならず各国のローカル言語にも対応しています。現地のエキスパートとのネットワークを構築し、大手企業やプロファームを含む幅広い顧客にサービスを提供してきました。

買収の戦略的意義

今回の買収により、ユーザベースのグローバルENS事業の提供範囲が拡大し、顧客が東南アジアに関する専門的な知見やインテリジェンスをより容易に、かつ深く得られるようになります。

上席執行役員エキスパート事業統括の川口蓉史氏は「Sealed Network社を迎え入れることで、東南アジアを中心とする海外エキスパート基盤をさらに拡充します」とコメント。2024年のEnquire社の資産買収が同社の成長に大きく貢献したことに触れ、「特に『FLASH Opinion』では海外案件の拡大と提供価値の向上が顕著であり、今回の買収はこうした成果を踏まえたものです」と説明しています。

川口氏は「まずます強まっている東南アジアのエキスパートへのニーズに応えてまいります。今後も、海外エキスパートによるFLASH Optionとエキスパートインタビューを通じて、各国の一次知見をリアルタイムで提供し、皆さまの意思決定のスピードと精度向上に貢献してまいります」と述べています。

FLASH Opinionは、Speeda上から多様な業界・分野の第一線で活躍するエキスパートに質問ができ、24時間以内にエキスパート5名以上からテキスト回答が得られるサービスです。

ユーザベースは2008年の設立以来、経済情報プラットフォーム「Speeda」やソーシャル経済メディア「NewsPicks」などを展開し、ビジネスパーソンの意思決定を支援してきました。今回の買収により、グローバルな知見提供体制がさらに強化されることになります。

《AIbot》

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