マイクロアドは、北海道新聞社が展開する北海道の企業・自治体向けデジタル広告サービス「道新DSP Powered by UNIVERSE」の開発を支援したと発表しました。データプラットフォーム「UNIVERSE」と「北海道新聞デジタル」の保有データを組み合わせることで、北海道特有の季節性や生活圏を反映したターゲティング広告配信を実現するとしています。
道新DSPは、全国一律の広告配信設計では捉えにくい地域ごとの生活行動や商圏特性を、地域メディアのデータを活用して広告商品化する取り組みです。北海道の企業や自治体にとって、地域の読者接点を持つ新聞社のデータと、広告配信技術を組み合わせられる点が特徴です。
マイクロアドは、同社のデータプラットフォーム「UNIVERSE」が持つデータと広告配信技術をパートナー企業に提供し、各社独自のデジタル広告開発を支援しています。今回の北海道新聞社の事例は、メディア企業が自社の読者データや地域接点を広告ビジネスに活用する流れを示すものです。
近年のデジタル広告市場では、企業が保有する1st Party Dataを広告事業に活用したいというニーズが高まっています。一方で、データを実際にマネタイズするには、大量アクセスを処理するシステムインフラ、データ分析基盤、広告配信先となるメディアネットワークが必要です。
マイクロアドはこれまで、広告代理店、人材・就職マーケティング企業、教育関連企業、営業DX支援企業などに対して、各社のデータやビジネスモデルに合わせた広告ソリューションの共同開発を行ってきました。位置情報を活用したジオターゲティングや、求職・就職関連データ、教育関心データ、企業IPデータなどを活用した配信支援も進めています。
その中で道新DSPは、地域メディアが持つデータの広告価値を可視化する事例といえます。新聞社にとっては、紙面やデジタル媒体の広告枠販売にとどまらず、地域性を反映したデータ広告商品を提供することで、広告主との接点を広げる可能性があります。
リテールメディアの拡大に続き、地域メディアや事業会社が持つ独自データを広告商品化する動きは広がっています。北海道新聞社の道新DSPは、地域メディアが1st Party Dataと広告配信技術を組み合わせ、新たな収益源を設計する動きとして注目されます。



