株式会社MILIZEは、株式会社時事通信社が推進するニュース動画配信の高度化に向け、AIエージェントプラットフォーム「Dify」を活用した「AIニュース動画生成基盤」を構築したことを明らかにしました。時事通信社が保有するニュース記事を起点に、動画用原稿の生成から配信先サーバーへの連携までを一気通貫で自動化した点が特徴です。
具体的には、Dify上のワークフローを通じて、記事本文を生成AIが解析して動画用原稿へ変換し、AIアナウンサー「時乃(TOKINO)」が読み上げる動画を生成します。続いて音声認識による字幕生成、背景映像やテロップ、ロゴを含めた自動合成を経て、完成した動画は所定の配信先サーバーへ自動連携されます。

原稿変換では、数字やパーセント、為替・株価などの市況用語、固有名詞といった音声読み上げ時に誤認が起きやすい表現を検証・チューニングしました。字幕生成でも音声認識結果をそのまま使わず、元原稿と照合することで市況用語や固有名詞の誤変換を抑える工夫を施しています。AIアナウンサー動画についても、表情や動き、画角、服装、背景との組み合わせなどを時事通信社と検証を重ねて品質を高めました。
従来、ニュース動画の制作には原稿作成、ナレーション収録、字幕制作、映像編集、配信作業といった多くの工程が必要でしたが、本基盤により人手を介さず1本ずつ動画を書き出す従来型フローから脱却し、継続運用可能なパイプラインを実現したとしています。

今後はまず証券会社をはじめとする金融機関向けに、市況・マーケット情報等の動画コンテンツ提供での活用を想定しています。時事通信社の記事を迅速に動画化し、Webサイトやアプリ、デジタルサイネージ、営業支援コンテンツなど多様な顧客接点での活用を見込んでいます。配信先となる企業・報道機関名は、公開可能になり次第順次公表するとしています。




