米地方紙大手McClatchy(マクラッチー)は9月10日、傘下各紙で90人超のジャーナリストを一斉に削減しました。カリフォルニア州都サクラメントの「サクラメント・ビー」ではスポーツ部門の記者3人全員が解雇の対象となり、フロリダの主力紙「マイアミ・ヘラルド」では編集部門の3分の1超にあたる30人以上が職を失いました。
ノースカロライナ州の「シャーロット・オブザーバー」でも編集部門の約4分の1にあたる8人が削減されるなど、影響は全米各地の傘下紙に広がっています。
最も衝撃が大きかったのはサクラメントです。同紙で38年間高校スポーツを担当してきたジョー・デービッドソン記者、2018年から在籍しキングスの番記者を務めたジェイソン・アンダーソン記者、サンフランシスコ49ersを担当してきたクリス・ビダーマン記者の3人が、スポーツ部門全体として解雇されました。
アンダーソン記者はSNSで「このチームをこの新聞、この地域のために取材することが夢だった」とコメントしています。3人の最終出勤日は10月9日とされています(SFGate)。
カリフォルニア州中央バレーの3紙も大きな打撃を受けました。「フレズノ・ビー」ではアカウンタビリティ記者や調査報道記者を含む7人が削減され、労働組合ニュースギルドによれば、バイリンガル出版物「Vida en el Valle」の最後の在籍記者も対象になったとしています。
モデストの12人規模のニュースルームでも3人が解雇され、うち1人は高校スポーツ担当でした。ノースカロライナ州の「シャーロット・オブザーバー」では、速報担当記者ジェフリー・シェイマー氏や調査報道記者アンバー・ゴーデット氏らが解雇の対象となり、同紙の編集部門トップ2人が4月にすでに退任していた経緯もあります(The Charlotte Ledger)。




