2019年2月6日から7日にかけて、ドイツのパブリッシャー、アクセル・シュプリンガーが開催した第6回「International Paid Content Summit(国際有料コンテンツサミット)」に 14カ国から国際的なメディアを代表する90人以上の専門家が参加しました。

2日間のイベントでは、参加者はデジタルサブスクリプションモデルの実装とさらなる開発における彼らの取り組みについて共有しました。ユーザー獲得と加入者の定着に関する議論を行った後、主にニュースルームでのデータの適用と編集戦略とワークフローに焦点を当てて討論がなされました。

参加したのは、「BILD」、「WELT」、「BUSINESS INSIDER」、「Ringier Axel Springer Media」、「Ringier Axel Springer Polska」、「Aftonbladet」、「Der Spiegel」、「Financial Times」、「Le Monde」、「SüddeutscheZeitung」、「朝日新聞」、「ニューヨークタイムズ」、「ワシントンポスト」、「ウォールストリートジャーナル」などのメディア。

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34の参加したメディアを合計すると、推定2000万人の有料サブスクリプション読者のうちの約1000万人を占めることになります。

開催されたアワードでは、「フィナンシャルタイムズ」が「国際有料コンテンツ賞」を受賞しました。 「フィナンシャルタイムズ」は、イギリスのビジネス出版社の中でも、ヨーロッパで最初にデジタル購読モデルを導入し、そして非常に成功したメディア会社のうちの1つです。購読者は90万人を超えます。

「フィナンシャルタイムズ」は、ユニークなコンテンツと、ユーザー中心の製品開発、高度なデータ分析、そして総合的なテスト方法とを組み合わせるという素晴らしい戦略が認められ、受賞に至りました。

メディアに対して料金を支払うべきか?参加者たちの見解は?

サミット参加者の82%が、有料コンテンツが彼らの戦略の不可欠な部分であるというのが、イベント中のアンケートでの結果でした。

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有料コンテンツは非常に重要な戦略だと回答。その他のグラフはこちらから

アンケートの回答によると、2019年は、ユーザー獲得フローやファネルの最適化(88%)、CRMや解約対策(86%)、編集部のデータ収集能力(85%)などに有料コンテンツサービスのさらなる開発を集中させる予定です。

また、読者の有料サービスの受け入れには前向きな動きがあり、出版社の代表の79%が、読者のコンテンツに対する支払い意欲が再び高まっていると述べています(2016年:56%、2017:74%、2018:70%)。

有料コンテンツについて話をするとき、米国の巨大プラットフォームとの関連性は避けて通れませんが、参加者らは、デジタル購読の販売という点でプラットフォームの重要性が低下していると感じています。 インタビューによると、2018年と比較して、プラットフォームからのサポートのレベルはさらに低下しています。