株式会社矢野経済研究所は国内のサブスクリプションサービス市場を調査し、主要カテゴリーの市場動向、参入企業動向、将来展望を明らかにしました。

市場概況

注1:エンドユーザー(消費者)支払額ベース
注2:市場規模は①ファッション系定期宅配、②ファッションサービス(但し①を除く)③食品系定期宅配④飲食サービス⑤生活関連⑥居住(シェアハウスやマンスリー系賃貸住宅は対象外)⑦教育(但し通信教育は対象外)⑧娯楽(月額定額で利用できる音楽と映像サービスの8市場の合算値

国内市場規模は約5,600億円、シェアリングサービスの普及も一因

2018年度のサブスクリプションサービス国内市場規模はエンドユーザー支払いベースで5,627億3,600万円になったことがわかりました。

サブスクリプションサービスの普及はECサイトが流通チャンネルの一つとして成長するなか、ECサイト利用時のレコメンド機能など、顧客情報や閲覧・購入履歴などを利用することで、潜在需要を顕在化させ、定期購入などの消費を促すといった施策を提供する事業者が増えたことがサービス普及の一因となっています。

また、消費者のモノの所有から利用へと消費行動が変化するなか、シェアリングサービスの普及もサブスクリプションサービス利用への需要が高まってっきた要因と考えられます。

注目のトピックス

サブスクリプションサービスは有料会員制を基盤とするビジネスモデルです。会員情報を利活用することで、多様化する個人需要をターゲットにした販促活動を可能にしています。

そのなかでも、ファッションや音楽分野ではより個人ユーザーが理想とするサービスの提供など、様々な取り組みが進んでいます。

将来展望

2023年のサブスクリプションサービス国内市場規模(8市場)はエンドユーザー支払額ベースで8,623億5,000万円と予測されています。

国内は少子高齢化の進展から多くの市場で成長率が鈍化しています。しかし、サブスクリプションサービスを先行していたアパレル分野は所有からサービス利用へ消費者動向を踏まえ、需要の開拓に成功しています。

自社製品をサブスクリプションサービスに活用しようとする企業の追随する動きも見られます。アパレル業界以外でもその動きがあるため、今後もサブスクリプションサービス市場は好調に推移すると考えられます。