本記事では6月30日に開催した「Media Innovation Meetup Online #16 メディアのサブスクリプション戦略2020」に登壇いただいた、PIANO JAPAN株式会社 代表取締役CEOの江川亮一のセッション概要と、アーカイブ動画を紹介します。
PIANO JAPAN株式会社はニューヨークに本社を置き、ワールドワイドでメディア運営において必要な機能を提供しています。2019年10月にCxenseを経営統合しDMP事業も展開、さらにサブスクリプションに特化したコンサルティング事業も行っています。
江川氏はプライバシー規制によって広告市場が大きな変化を迫られている事に触れながら、「3rdパーティクッキーの廃止後、今まで以上にゼロパーティデータや1stパーティデーターの重要性が高まっていき、メディアにとっては大きなチャンスとなる」と指摘しました。
ただしそのためにはメディアが保有するデータを統合して管理していくことが必要だと言います。さらに、メディアならではのデモグラのデータとメディアの特性をいかにかけ合わせていくかが重要であるとコメント。そうしてデータが出そろった暁には、新しい広告商品を生み出しメディアの価値を上ることや、より詳細なターゲティングでのサブスクリプションメニューの作成も可能になると話しました。
一方のサブスクリプションプラットフォームについては、成長を続けるためにはより多くの施策を継続的に実施していくことが重要であると江川氏は語ります。Pianoのプラットフォームでは世界の主要メディアがサブスクリプションで培ってきた経験やノウハウが凝縮されていて、同社によるコンサルティングも含めて、高速で施策を回していく事が成長の鍵になりそうです。
江川氏の講演映像はこちらから