ダイヤモンド社、「地球の歩き方」事業を学研子会社に譲渡

ダイヤモンド社は、連結子会社で海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」関連事業を行っている株式会社ダイヤモンド・ビック社の事業を、学研ホールディングスの100%子会社で出版事業を行う学研プラスが新設する子会社に事業譲渡する契約を締結したと発表しました。譲渡は…

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ダイヤモンド社、「地球の歩き方」事業を学研子会社に譲渡

ダイヤモンド社は、連結子会社で海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」関連事業を行っている株式会社ダイヤモンド・ビック社の事業を、学研ホールディングスの100%子会社で出版事業を行う学研プラスが新設する子会社に事業譲渡する契約を締結したと発表しました。譲渡は2021年1月1日付。

ダイヤモンド・ビック社は1969年に設立。現在主力となっている「地球の歩き方」は海外旅行ガイドブックの中でも高い知名度を誇り、近年ではインバウンド旅行者向け冊子などの製作にも注力してきたということです。しかしながら、今年に入ってから新型コロナウイルスの影響で海外旅行関連の事業環境が大きく変化。今後の事業継続と発展を目指すために事業譲渡を決めたということです。

ダイヤモンド・ビック社は2018年10月、同社が60%、エキサイトが40%を所有し、留学事業などを行っていた子会社・地球の歩き方T&EをXTechに譲渡しています。同社は2019年10月にエキサイトT&Eに社名変更しています。

学研は学研プラスが発行していた「GetNavi」「ムー」「TV LIFE」などの主要雑誌を日本創発グループとの合弁会社である株式会社ワン・パブリッシングに移管していますが、雑誌以外の出版事業は引き続き発行を続けていて、今後は「地球の歩き方」もラインナップに加わる事になります。

《編集部》

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