広告識別子で個人の特定可能か…ニューヨーク・タイムズが実証【Newsletter Daily Edition】2/9号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。Clubhouseの人気が続く中、「Crabhouse」というアプリがリリースされ、話題です。画面内に集まるカニ(crab)の会話のようすを眺めるという、なんともゆるい内容です。ただし、こちらも本家Clubhouse同様iOS版のみの配信…

特集 ニュースレター
広告識別子で個人の特定可能か…ニューヨーク・タイムズが実証【Newsletter Daily Edition】2/9号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。Clubhouseの人気が続く中、「Crabhouse」というアプリがリリースされ、話題です。画面内に集まるカニ(crab)の会話のようすを眺めるという、なんともゆるい内容です。ただし、こちらも本家Clubhouse同様iOS版のみの配信。Androidユーザーは、人の会話はおろかカニの会話にも参加できない現状です。

「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。

2月9日の注目記事チェック

まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。

スマートフォンのモバイル広告IDと位置情報データで個人は特定できる──New York Times (IT Media)

米ニューヨーク・タイムズに持ち込まれた、米議会議事堂襲撃事件の現場にいた人の位置情報データに広告識別子IDが含まれており、位置情報データ自体は匿名であったものの、同じIDを持つ他のデータベースと照合した結果個人が特定できた、という内容です。Appleが利用制限をかける予定のIDFAもこの個別識別子IDの一種で、現在企業によるこのデータの使用を規制する法律はアメリカには無いようです。この報道は、インターネット広告業界のセキュリティ保護の動きをさらに加速させるかもしれません。

中国ライブコマース市場の光と影:実態はバラ色ではない (DIGIDAY)

中国で近年浸透し、規模を拡大しているライブコマース市場。インフルエンサーの活躍もあり盛り上がるライブコマースですが、実態には光も闇もあるといいます。記事中では、企業とインフルエンサー、あるいは配信プラットフォームとの間で起きている不正やトラブルを紹介しています。これらの分析から、日本のライブコマースで成功するために企業が考えるべきこととは何なのでしょうか。

「動画配信サービス利用実態調査」から得た示唆とは-The Trade Deskはこう考える (ExchangeWire JAPAN)

今話題の音声SNS「Clubhouse」はどう盛り上がっているのかデータ分析してみた (Yahoo!ニュース)

2月9日のMIオススメ記事

ここからはMIに掲載された記事を紹介します。

グーグル、オーストラリアでニュースに支払う「ニュースショーケース」を開始・・・参加を拒否するパブリッシャーも【会員限定】

連日報道されていた、オーストラリアにおけるグーグルvsパブリッシャー・政府の争いに進展がありました。グーグルが2020年に開始した、報道機関に記事の対価を支払うニュース配信サービス「ニュースショーケース」をオーストラリアでもリリースしたことを発表。国内の複数の地方報道機関と契約を結んだようです。ただし、これを拒否したパブリッシャーも存在し、問題の解決は一筋縄ではいかない雰囲気です。

ニューヨーク・タイムズ、音声広告が年間3600万ドルまで成長、サブスク製品の拡大にも言及【会員限定】

ポッドキャスト、サブスクリプションビジネスに力を入れているニューヨーク・タイムズが成長を続けています。同社CEOのメレディス氏は業績発表の場で、両事業が着実に成長していることや、今後さらに収益を伸ばしていくことに意気込みを見せています。

HubSpotがメディア系スタートアップ「The Hustle」の買収を発表・・・150万以上の購読者を取り込みか【会員限定】

マーケティングプラットフォームを提供するHubSpotが、ニュースレター配信大手のThe Hustleの買収を発表しました。The Hustleが抱える150万以上の購読者を取り込み、既存顧客や潜在的な顧客へのビジネスマーケティング教育をより一層強化する狙いがあると考えられます。

ニュースレターやプッシュ通知がパブリッシャーの信頼性向上に寄与…デジタルパブリッシングレポート【会員限定】

ファンコミュニケーションズの通期業績は減収減益、コロナの影響で広告獲得が苦戦

◆ ◆ ◆

本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!

Media Innovation Guildに登録していただければ、「Media Innovation Newsletter Daily Edition」が毎朝メールボックスに届きます。

《Hideaki Taga》

関連タグ

特集