枻出版社、民事再生法を申請・・・主力メディアは譲渡済み

帝国データバンク東京商工リサーチによれば、老舗出版社の株式会社枻出版社が9日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日に保全・監督命令を受けたということです。

同社は1973年に設立。バイク誌の「RIDERS CLUB」、アウトドア誌の「PEAKS」「ランドネ」、ゴルフ誌の「EVEN」、ファッション誌の「Lightning」「PREPPY」、地域誌の「湘南スタイル」「世田谷ライフ」など趣味やライフスタイル分野を中心に数多くの雑誌と書籍を販売してきました。また、制作事業や、メディアと連携した飲食店、住宅建築設計、ゴルフ、ガレージ事業など幅広い事業を展開してきました。

報道によれば2017年3月期には約102億円の年商があったものの、出版の落ち込みなどによって2020年3月期の年商は約55億円まで落ち込み、3期連続での赤字となっていたそうです。これに伴い出版規模の縮小、多角化した事業の閉鎖などを行ってきました。手帳事業の「ESダイアリー」も昨年7月に譲渡していました。また、2020年12月には複数の雑誌と子会社のピークスを投資会社のドリームインキュベータに譲渡する事を明らかにしていました。

ドリームインキュベータ傘下のピークスは2月5日付で事業を再始動する事を発表していて、下記のブランドを枻出版社から引き継いだとしていました。

枻出版社は角社長の名前で民事再生法の適用を受けた旨を報告しています。それによれば、申請に先立ってスポンサー選定手続を進め、一部事業についてはスポンサー候補者との間で事業譲渡契約を締結したとしています。これがドリームインキュベータを指すかは不明。同社が引き継がなかったブランドが今後どうなるかも気にかかるところです。

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