音声SNSのClubhouseは、いつまで「透明」でいられるか【Newsletter Daily Edition】3/4号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。東京五輪の海外観客受け入れ見送りが報道されています。海外客のいない五輪というのはなかなか想像がつきませんが、致し方ないですね。 「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読の…

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音声SNSのClubhouseは、いつまで「透明」でいられるか【Newsletter Daily Edition】3/4号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。東京五輪の海外観客受け入れ見送りが報道されています。海外客のいない五輪というのはなかなか想像がつきませんが、致し方ないですね。

「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。

3月4日の注目記事チェック

まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。

インフルエンサーの温床、 Clubhouse 広告利用は是か非か? :「利用しない手はない」 (DIGIDAY)

突如現れ話題をかっさらったClubhouseは、新たなソーシャルメディアとして多数のインフルエンサーを集めています。記事中では「インフルエンサーがいる所であれば、どこにでも広告主は現れる。」とも言われている通り、マーケターとしてはぜひともこのプラットフォームを活用したいところですが、同アプリには広告配信機能はありません。まずはインフルエンサーを抱え込むことで自社ブランドの宣伝を画策している企業も現れてはいますが、筆者はユーザーはClubhouseに「透明性」を求めており、アプリ運営側もコミュニティの信頼性を重要視していると分析。企業アカウントによる利用はともかく、YouTubeなど他のプラットフォームのようにインフルエンサーを通しての広告利用が行われるのはまだ先になりそうです。

SoundCloudが新たな収益分配システムを発表し、インディーズアーティストをサポート (Music Business Worldwide 英文)

従来の「比例配分」方式では、ユーザーの支払った料金がいったんプールされ、プラットフォーム全体でのシェアによって収益が配分されていましたが、圧倒的なシェアを誇るスーパースターが得をすることや、再生回数を稼ぐための短い曲が作成されることなどが問題視されていました。SoundCloudが新たに導入する「Fan-Powered Royalties(ファンによるロイヤルティ)」では、サブスクリプション料金の一部が、その月に聞いたアーティスト/レーベルにのみ分配されます。つまり、そこそこの数の熱心なファンを持つインディーズアーティストの収益増が見込めるというわけです。

動画ストリーミングサービスやコロナ禍でのスポーツ放送のキャンセルなどの影響を受け、米国のケーブルテレビ加入率が減少 (Fast Company 英文)

メディア団体「国境なき記者団」がカショギ氏殺害でサウジ皇太子を告発 (The Washington Post 英文)

Amazonが『Tandav』の宗教表現について謝罪・・・規制厳格化のインドオリジナル作品 (Variety 英文)

Twitterもeコマースへの参画を狙う・・・「Shop」ボタンの導入を検討中 (Social Media Today 英文)

3月4日のMIオススメ記事

ここからはMIに掲載された記事を紹介します。

投資会社と組んで出版社が作る未来、24ブランドを引き継いだピークスとドリームインキュベータが目指すメディア像とは?【会員限定】

投資会社であるドリームインキュベータが買収し、2月初めに新たなスタートを切ったピークス株式会社。代表取締役社長 兼 CEOに就任した白土氏と、ドリームインキュベータ執行役員でピークスの代表取締役 兼 取締役会議長に就任した半田氏へインタビューを実施し、今回の取り組みの背景や成長戦略などを伺いました。

Facebook Newsがドイツで5月に開始、大手出版社アクセル・シュプリンガーは不参加を表明「不当に安い対価」【会員限定】

英米で既にスタートしている「Facebook News」が、新たにドイツでスタートします。同社によれば、フランスや日本でも現在交渉を進めている最中とのことです。一方で、大手のアクセル・シュプリンガーは対価が不当に安いとして契約を拒否。大手プラットフォームと出版社の世界的な駆け引きには今後も注目です。

PIANO、Web解析企業のAT Internetを買収…文脈解析を活用したCXプラットフォーム構築へ

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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!

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《Hideaki Taga》

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