スクエニとも提携、ブロックチェーンゲームで世界をリードするdouble jumpが語るNFTのエンタメ活用・・・特集「パブリッシャーのためのNFT入門」#4

Media Innovationの4月特集は「パブリッシャーのためのNFT入門」と題して、いま注目されるブロックチェーンを活用したNFT(ノンファンジブルトークン、非代替トークン)について取り上げます。4月28日には豪華メンバーをお招きしたオンラインイベントも開催予定です。 あ…

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スクエニとも提携、ブロックチェーンゲームで世界をリードするdouble jumpが語るNFTのエンタメ活用・・・特集「パブリッシャーのためのNFT入門」#4
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Media Innovationの4月特集は「パブリッシャーのためのNFT入門」と題して、いま注目されるブロックチェーンを活用したNFT(ノンファンジブルトークン、非代替トークン)について取り上げます。4月28日には豪華メンバーをお招きしたオンラインイベントも開催予定です。

あのスクウェア・エニックスがNFTを使ったコンテンツ制作に乗り出す。3月の発表はゲーム業界に大きな衝撃を与え、各社はNFTに対する認識を新たにしました。そのパートナーに選ばれたのが僅か創業3年のdouble jump.tokyo株式会社です。

同社はNFTを使ったブロックチェーンゲームとして世界最大のDAUを誇った『My Crypto Heroes』を開発。gumiからの投資を受けて、同社ヒット作のブロックチェーン版である『BRAVE FRONTIER HEROES』の開発も行いました。

直近、NFTが盛り上がりを見せる中で、ゲームで培ったノウハウをエンタメ全般にも応用しようとする動きも見せています。同社創業者で代表取締役CEOの上野広伸氏にお話を伺いました。

上野 広伸
double jump.tokyo株式会社 CEO
株式会社野村総合研究所にて数々の金融システムの基盤構築に参画。 前職の株式会社モブキャストにて執行役員、技術フェローを歴任し、プラットフォーム及びゲームサーバーの設計・開発、スマートフォンゲームの開発基盤の構築を指揮。 2018年4月にdouble jump.tokyoを創業。

ゲームクリエイターが作ったブロックチェーンゲーム

―――創業の経緯を教えてください

創業の前年、2017年に仮想通貨が盛り上がりました。仮想通貨自体も非常に面白かったのですが、2017年末に『CryptoKitties』が登場しNFTという概念を世に広めたことは非常に衝撃的でした。仔猫をコレクションするというシンプルな遊びですが、一体1000万以上で取引された事例もあり、第三者の介入なくデジタルアイテムが自分の所有物になるという概念は非常に面白みがありました。

ブロックチェーンが仮想通貨を扱う技術に留まらず、『CryptoKitties』でNFTが価値を生む事実を目の当たりにして、これを使えばゲームの未来をより面白くすると直感しました。2018年4月に、前職のゲーム会社で同量であった玉舎(直人、COO)と高宮(考治、ディレクター)と私の3人でdouble jumo.tokyoを創業しました。

NFTで作られた猫をコレクションするという『CryptoKitties』。高額で取引されるものも現れ、大きなムーブメントとなった

―――最初のゲームは『My Crypto Heroes』でした

創業から約6か月後に『My Crypto Heroes』をリリースしました。『CryptoKitties』の後に幾つかのブロックチェーンゲームが世に出てきていましたが、ゲーム会社出身者がきちんとブロックチェーンゲームを作ったのは、私たちが率先していたように思いますね。ブロックチェーンの文脈からゲームに注目した人が多いようでした。

『My Crypto Heroes』はMMORPGテイストをブラウザ上でシンプルに遊べるゲームに落とし込んで開発しました。シンプルなゲームではありましたが、ホットなコミュニティを作りやすい仕組みを内包していたと思います。

NFTが価値を持つことで、よりNFTの価値を上げるために所持したからには自分たちなりに盛り上げていきたいと皆が思ってくれます。運営とユーザーがお互いにステークホルダーの関係になるので、ホットな循環が生まれやすいです。

NFTは在庫という概念があるので、アイテムもデジタルコモディティではなくなります。例えば、誰かが手に入れるたびに自分が手に入れる機会が減ります。一人一人が遊んでいる場というよりも、皆がアイテムを共有している公共的な空間になるので、よりゲーム空間が強固なものになっていると思います。

ゲームにかけた時間、お金、情熱が資産となることを謳った『My Crypto Heroes

NFTがウォールドガーデンからの脱出の鍵になる

―――リリースから2年、思い描いていたものを実現できていますか?


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの業務全般に携わっています。

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