おはようございます、Media Innovationの多賀です。欧州のサッカー大会EURO2020の決勝戦でPKを外してしまったイングランド代表選手の人種差別被害があったそう。最近ではFCバルセロナの選手が日本人への差別発言をしていたことが発覚して批判が集まっていました。サッカーは世界的に人気の高いスポーツなだけに、こういった問題も減ってほしいと心から願います。
「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。
目次
7月13日の注目記事チェック
まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。
東京五輪にみる翻訳記事の危うさ (翻訳家 鴻巣友季子 Yahoo!ニュース個人)
東京五輪での無観客試合の決定を受け、IOC バッハ会長が「残念」と発言した、という見出しのニュースが注目を集めています。しかし、原文の「regret」という英単語を丁寧に訳すと「(選手の皆さんには)気の毒ですが」という意味である、と翻訳家の鴻巣氏は指摘。見出しで端的に内容を表現するなかで、「意訳する」ということを隠れ蓑に、読者のミスリードを誘うような表現を使用することは控えてほしいとしています。
目を引く見出し付けは非常に重要なことである一方、裏を返せば、見出しは不正確な印象を簡単に与えてしまう大きな力を持っているということを、メディアは今一度自覚する必要があります。
ニュース配信「品質向上」に注力 ヤフーなどIT各社 (産経新聞)
米大統領選挙や新型コロナウィルスの蔓延、ワクチン接種などの話題が続き、ニュースメディアの品質や、読者のメディアリテラシーへの関心が高まりました。ヤフーニュースは、じっくりと記事を読み、評価することを促す仕組みを発表。グノシーでは、AIや専門人材の力で誤解を招くニュースを排除するよう取り組んでいます。
サードパーティCookieの利用停止に、私たちはどう向き合うべきか (Media×Tech)
EUが児童ポルノ根絶で強行措置、私的メッセージが監視対象に (Forbes Japan)
アップルの「データ保護」に対抗するフェイスブックのPR戦略 (Forbes Japan)
プライバシー重視の風潮に乗りユーザーの「同意」を管理するDidomiが好調 (TechCrunch)
ニューヨーク市で生体情報プライバシー法が発効、データの販売・共有を禁止 (TechCrunch)
7月13日のMIオススメ記事
ここからはMIに掲載された記事を紹介します。
Tiktokは米英でYouTubeを追い抜く急成長・・・パンデミック前後のスマホアプリ消費者動向【会員限定】
コロナ禍で、モバイルアプリ市場は大きな影響を受けました。米英では、TikTokの利用時間がついにYouTubeを抜き1位に。ショート動画の人気が高まっています。また、旅行、ナビアプリの使用時間推移には、新型コロナの感染拡大状況、ワクチン接種の進行状況が反映されていることがわかります。
Clubhouse、TEDと独占契約を締結しコンテンツプールを拡大へ・・・5月には元TED責任者を採用【会員限定】
音声アプリClubhouseは、TwitterやFacebookなどの超大型ライバルの出現で厳しい状況に追い込まれていますが、TEDという強力なパートナーを獲得。音声コンテンツにも強みを持つTEDとの独占契約により、コンテンツ力でユーザーを獲得することができるか、注目です。
BLMや大統領選挙がトレンドに影響・・・Stitcherがコロナ禍のポッドキャスト業界動向に関するレポートを公開【会員限定】
MERY、SHEと提携し女性の「アップデート」を支援するコンテンツ提供を開始
DNPとトーハンが出版流通改革に向け提携・・・環境に配慮した出版流通を目指す
ロボットスタート、「Audiostart」を利用したスキルがAmazon Alexaニューススキルでシェア50%超え
マチナカ広告プラットフォーム「OOH MATCH」提供開始・・・首都圏1都3県エリアの10万件の広告枠を掲載
◆ ◆ ◆
本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!
Media Innovation Guildに登録していただければ、「Media Innovation Newsletter Daily Edition」が毎朝メールボックスに届きます。