AIを活用したペイウォール、意識改革の重要性・・・レポート「パブリッシャーのためのペイウォール」【後編】

What’s New in Publishingは、ペイウォール戦略でパブリッシャーを支援することを目的とするレポート「パブリッシャーのためのペイウォール(PAYWALLS FOR PUBLISHERS)」を発表しました。同レポートは、世界中の革新的なパブリッシャーの事例や専門家の見解を含む次の…

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What’s New in Publishingは、ペイウォール戦略でパブリッシャーを支援することを目的とするレポート「パブリッシャーのためのペイウォール(PAYWALLS FOR PUBLISHERS)」を発表しました。同レポートは、世界中の革新的なパブリッシャーの事例や専門家の見解を含む次の内容をまとめたものです。

1.なぜペイウォールが必要なのか
2.ペイウォールの種類
3.画一的なアプローチを超えたダイナミックペイウォール
4.ファーストパーティデータの活用
5.組織の意識改革
6.ペイウォールの次の展開

同レポートの内容を前半と後半に分け、後半では3~6を紹介します。

3.画一的なアプローチを超えたダイナミックペイウォール

ダイナミックペイウォールやインテリジェントペイウォールは大きな可能性を秘めており、実際に多くのパブリッシャーが成功を収めています。ダイナミックペイウォールは、機械学習と人工知能を利用して読者の行動に適応し、コンテンツへのアクセスを制限するものです。これにより、記事の制限を自動的に変更したり、読者の消費習慣に基づいてパーソナライズされた購読プランを提示したりできます。

たとえば、ダイナミックペイウォールを採用しているパブリッシャーのスポーツ関連コンテンツをよく読んでいる読者は、ほかのトピックに比べてスポーツ関連コンテンツにペイウォールが設けられやすくなることがあります。ジャーナリズム調査機関のアメリカン・プレス・インスティテュートのメディア・インサイト・プロジェクトが実施した調査によると、回答者の約4分の1は、料金を支払わないと閲覧できない特定のトピックにアクセスしたいという理由で購読しています。


《Yuka Hirose》

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Yuka Hirose

Yuka Hirose

ライター・翻訳者。大学で工学を学び精密機器メーカーで勤務ののち、2020年に独立。群馬県出身。

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