OutNow、読者と直接つながるニュースレター配信サービス「theLetter」を正式ローンチ

様々なインターネットサービスを提供する株式会社OutNowが、読者と直接つながるニュースレター配信サービス「theLetter」正式版を一般向けに提供開始したと発表しました。

「theLetter」は、誰もがニュースレター配信メディアをつくることができ、自分の読者から直接収益化できるサービスです。

「theLetter」では、書き手はWeb上の記事とニュースレターを同時配信でき、特定のサービスに依存しないメールアドレスのリストを集めることができます。また、読み手の課金や購読状況によって閲覧制限を設けたり、アンケートや返信など読者とのコミュニケーションも可能です。

一方、読み手はSNSやニュースアプリなどのプラットフォーマーを介さず、一度選んだ書き手の配信を逃さないよう直接受け取ることができます。

「theLetter」の書き手は、コンテンツ制作・集客・収益化に関するノウハウ共有の場である「theLetter書き手コミュニティ」に参加でき、ニュースレターメディア運営のヒントが得られるとともに、書き手同士のコラボレーションのきっかけも提供されるとのことです。

書き手は月額有料の読者が増えるにつれ、記事単価を上げ続けることも可能です。

「theLetter」の執筆者は、β版から利用している元NHK記者の相澤冬樹氏、食品ロスジャーナリストの井出留美氏、ルポライターの高橋ユキ氏をはじめ、ジャーナリストやライター、研究者、投資家、NPO運営者など多彩です。中には月額有料読者が1,000人を超える書き手も。月額課金モデルでは、数百人から1千人程度の有料読者がいれば、平均的なビジネスパーソンの月収を上回るといいます。

同社創業者である濱本至氏は、「電子書籍の海外販売事業や音楽配信サービス開発の経験を通じて、この20年間でビジネスモデルは大きく変わったのに、コンテンツの生みの親であるクリエイターの取り分はほとんど変わっていない、という状況にずっと疑問を持ってきた」と説明。「読み手が自分の選んだ個人やスモールチームから質の高い情報を直接得られ、書き手が継続して情報発信できるよう必要なノウハウや機能にアクセスできるサービスをチーム一同目指してまいります」と抱負を語っています。

MIで今年1月に開催したイベントで濱本氏にご登壇いただき、ニュースレターの魅力と国内での可能性を語っていただきました。下記の記事もぜひご覧ください。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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