メディアのレーティング団体「NewsGuard」が欧州委員会と協力してインターネットの誤情報と戦う

ニュースサイトや情報ウェブサイトの信頼性を格付けづているNewsGuardは10日、欧州委員会の科学・知識サービスであるJoint Research Centre(以下, JRC) と協力して、ECサービスにオンラインの誤情報を追跡するデータモニタリングを提供することを発表しました。

NewsGuardはこれまでも詳細な 「栄養成分表示ラベル」で何千ものニュースサイトや情報サイトにデータを提供しており、サイトが虚偽のコンテンツを繰り返し掲載しているかどうか、定期的にその誤りを訂正または明確にしているかどうか、虚偽の見出しを避けているかどうかなど、ジャーナリズムの実践に関する9つの政治的判断基準に基づいて各サイトを評価しています。NewsGuardによると、これまでにアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアで、オンラインのエンゲージメントの95%を占めるニュースと情報のウェブサイトすべてを評価してきたことを明らかにしています。

JRCのジャーナリストチームは、2018年3月からオンラインの偽情報を調査し、メディアアナリストやファクトチェッカーを支援するツールを作成しています。同社の『メディア分析ツールキット』 (MAT) は、新しい潜在的な未検証情報源を検出し、意味的に類似したナラティブを追跡し、国や言語を越えてこれらがどのように広がっているのかを分析するアナリストの仕事のための支援ツールとなっていて、JRCと協力して偽情報に対抗することで、NewsGuardのヨーロッパでの活動の影響力が大幅に強化されているとしています。

ユーザーはNewsGuardのサブスクリプション (月額2.95ドル、月額2.95ユーロ、月額2.95ポンド) を購入することで、同社が提供する格付けデータにアクセスでき、さらにはMicrosoftとのライセンス契約でMicrosoft Edgeブラウザーを使うことにより、その情報を無料で利用できるようになっています。

また、JRCは欧州委員会の科学・知識サービスとして、政策サイクル全体を通じて、EUの政策を支援しており、JRC Text and Data Mining部門の偽情報チームは、オンラインの偽情報の現象を調査・分析し、メディアアナリストやファクトチェッカーが偽情報を検出・管理するのに役立つツールや、テキストマイニングと分析に関しコンピテンスセンターによって行われた感情やそのトリガーに関する研究も行なっています。

新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、チームは主にCOVID-19のメディア向けに毎日および毎週の監視報告書や調査報告書を作成し、新型コロナウイルスに関連する最新のナラティブやトレンドを、検証されていないオンライン情報源からまとめる作業をしています。これらは加盟国間の予防接種キャンペーンに影響を与える可能性があるため、特に予防接種反対の説明に焦点を当てています。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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