ハーストの投資部門がリアルタイム情報を収集するアプライドXLに出資、B2Bへの投資相次ぐ

人や場所、地球の健康破壊に対するリアルタイム情報を追跡するアプライドXLは、ハーストの投資部門をリード投資家として、ボストングローブメディアパート、STATの支援も受けて、今回350万ドルの資金を調達したことを発表しました。この資金調達により、アプライドXLは過去12ヶ月間で500万ドルの資金を調達したことになります。

アプライドXLの設立と取り組み

アプライドXLは、ハードウェアやバイオテクノロジー、ソフトウェアを活用して、物質世界に良い影響を与える新規事業を構築するNewlab Venture Studioを通じて、ウォールストリートジャーナルのコンピュータジャーナリストと経験豊富な専門家たちによって、2020年初頭に設立されました。

「情報過多を解消するスマートシステムを構築する」というビジョンを掲げる同社は、機械学習によって数十の業界データベースを監視し、異種データの流れを理解することで、信号をノイズから分離して、意思決定者が必要とする情報をニュースになる前にリアルタイムで提供しています。

ただ既存の情報の静的なスナップショットや要約を提供するのではなく、イベントを動的に分類してランク付けし、独自のラベルを付けて、重要な変化がいつ、なぜ起きたのかを即座に把握できるようにしているとのことです。

同社は今回の資金調達により、製薬・バイオテクノロジー分野のプロフェッショナルを対象とする初の業種別サービスを拡大し、2025年までに市場規模が420億ドルに達すると予測されるライフサイエンス分析市場向けのサービスを拡充する予定です。

ハーストの投資について

今回のアプライドXLへの出資を主導したハーストの投資部門は、1995年に設立され、現在までに10億ドル以上を出資し、最も活発で成功したコーポレートベンチャーファンドの1つに成長しました。同社は、世界有数の多角的な情報サービスメディア企業であり、現在360以上のビジネスを展開しています。

ハーストは、特定の産業に特化したB2B情報ソリューションがもたらす変革の可能性を認識しており、今までにも数多くの投資を行ってきました。特に、ヘルスケア、運輸、金融サービス分野への投資では、すでに大きな成功を収めています。

同社のシニアマネージングディレクターであるケン・ブロンフィン氏は、今回のアプライドXLへの投資について、「ビッグデータの力を活用し、あらゆる分野のプロフェッショナル向けの情報製品を強化するという、同社の幅広い戦略的取り組みを反映したものである」と述べています。

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