Netflix一強の終焉、米国サブスクリプションVODの売上成長率は減速も250億ドルに到達

サブスクリプション・ストリーミング・ビデオ(SVOD)は、新型コロナの流行によるロックダウンの影響で2020年と21年に猛烈な成長をしたのに比べると今は冷え込んでいますが、それでもエンターテイメント分野で最も成熟した市場の一つとして依然として健全な拡大が続いてい…

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Netflix一強の終焉、米国サブスクリプションVODの売上成長率は減速も250億ドルに到達
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サブスクリプション・ストリーミング・ビデオ(SVOD)は、新型コロナの流行によるロックダウンの影響で2020年と21年に猛烈な成長をしたのに比べると今は冷え込んでいますが、それでもエンターテイメント分野で最も成熟した市場の一つとして依然として健全な拡大が続いています。 PwCが発表したレポート「Global Entertainment & Media Outlook 2022-2026」によると、2022年、米国におけるSVODサービスの売上は昨年比13%増の253億2000万ドルに達する見込みです。

この分野は、2026年には335億9000万ドルに達すると予測され、2021年から26年にかけての複合年間成長率は8.5%になります。 今年予測される13%の増加率は、米国のSVODの2021年の年間19.5%、2020年の27%という驚異的な増加率からは低下していますが、PwCの調査によると、米国をはじめとする世界の多くの地域で、新型コロナの流行により、オーバー・ザ・トップビデオの利用が急速に促進された結果の揺り戻しで、定常的な成長曲線に戻った「プルフォワード」効果なのだと指摘されています。


《前田邦宏》

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前田邦宏

前田邦宏

メディアイノベーション見習いスタッフ。海外調査の最新動向を担当。分野を問わず、調べ物が好き。

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