2022年上期のインターネット広告費は横ばい~減少 インターネット広告市場調査レポート

株式会社CARTA COMMUNICATIONS(CCI)は、「2022年上期インターネット広告動向とこれからの広告指標についての調査」を実施し、その結果を発表しました。調査対象は、国内のデジタルマーケティング業界の関係者253名です。

2020年7月から半期ごとに、昨今のインターネット広告市場での具体的な変化を調査。アンケート回答結果と同社の運用型ディスプレイ広告出稿分析ツール「CCI 360 Programmatic Display Market Analytics」のデータをもとに、インターネット広告の出稿傾向をまとめています。

2022年上期のインターネット広告費を見ると、「大きく減少」4.7%、「やや減少」20.6%、「同程度」26.9%となり、52.2%が「横ばい~減少」と回答しました。

インターネット広告費の市況感は調査を開始して以降、上昇傾向でしたが、2022年上期は初めて「減少」しました。不透明な社会環境やインフレなどの影響もあると推測されます。

2022年下期の業種別出稿動向予測は、エネルギー・素材・機械は「キャンペーン費用・配信量ともに引き続き増加傾向」、ファッション・アクセサリーは「キャンペーン費用は2020年から右肩上がりで増加傾向」となりました。

飲料・嗜好品は「商品値上げなどの影響もありマーケットは停滞気味」、化粧品・トイレタリーは「2021年ほどのキャンペーン費用の伸びはみられない」、家庭用品は「引き続き好調であると推測」となっています。

今後提供したい・求められている指標のランキング上位は、1位「ブランドリフト」38.7%、2位「購買リフト」37.2%、3位「ユーザー属性」32.0%でした。

ランキング上昇率は、「購買リフト」「LTV」「オンターゲット率」が上位となりました。広告効果の可視化と、適切なターゲットへのアプローチ結果が求められています。

2,779ファンいいね
226フォロワーフォロー
2,472フォロワーフォロー

【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

最新ニュース

関連記事