新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続いています。日本でも全国に非常事態宣言が発令される事態となりました。このような環境下でメディアやプラットフォームに何ができるでしょうか? MIの4月特集は「新型コロナウイルス感染拡大、メディアやプラットフォームが果たすべき使命は?」と題してレポートや当事者インタビューを通じて考えていきたいと思います。4月27日にはイベントも開催します。
ヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ニュース」は月間のトラフィックが200億PVを記録する日本最大のニュースプラットフォームです。多くのユーザーが日々の情報収集の最初の入口として利用し、その存在は年々大きくなっています。
新型コロナウイルス(Covid-19)の危機においても、いち早く特設サイトをオープンし、ユーザーへの適切な情報発信に力を注いできました(NewsHACKにて取り組みが解説されている)。「Yahoo!ニュース」はこうした非常時にどのような考えで、メディアを運営しているのか、同社 メディア統括本部 スタートページ ユニットマネージャーの小林貴樹氏に聞きました。

―――ニュースプラットフォームとして「ヤフーニュース」の役割をどのように捉えていますか? また、こういう危機モードの際に重視している点はどういったことでしょうか?
Yahoo!ニュースは、非常に多くのユーザーにお使いいただいており、トラフィック月間200億PVを記録するニュースプラットフォームであり、ユーザーの課題解決と行動につながるニュースを伝えることを目指しています。特に、台風や地震といった災害時、危機モードの際には、ユーザーのニュースへの関心は平常時に比べて高く、ストレートニュースだけに限らず、日々の生活を助けるような解説記事などもYahoo!ニュース トピックスとして届けるようにしています。そして、生命や財産にかかわるようなニュースであれば、プッシュ通知を使っていち早く届けるように努めています。