米国の調査会社Sensor Tower社が提供するアプリインテリジェンスデータによると、ツイッター社が今年2月に開始したクリエイター向け機能「スーパーフォロー」について、搭載直後の2週間の収益が6000ドル程度にとどまっていたことが明らかになりました。また、アメリカと同様にスーパーフォローを導入したカナダでは、9月1日から9月14日までのTwitterのアプリ内収益はわずか600ドルでした。米メディアTechCrunchが報じています。
「スーパーフォロー」機能はコンテンツ制作者がフォロワーを増やし、サブスクリプションを通して直接収益を獲得することを狙いとする新機能です。ユーザーはサブスクリプション費用を支払うことで、有名人や著名人の通常の発信では見せない内容やコンテンツにアクセスすることが可能になります。
またツイッター社側にとっても、広告のみに依存している現状の収益構造を脱却し、収益源を多様化させることを目的のひとつとしていました。
ツイッター社の広報担当者は今回の調査結果について、「これはスーパーフォローの始まりに過ぎない」とコメントしています。
現時点で、クリエイターが同機能を利用するためには審査を通過する必要があり、実際に利用しているクリエイターは100人程度とのこと。今後他の地域にも展開が進み、ユーザーに受け入れられるようになるのか、注目が集まります。