5月16日、朝日放送グループHDはZホールディングスが保有するBuzzFeed Japan株式会社の株式の21.5%を取得したと発表しました。BuzzFeed Japanはもともと米BuzzFeed、朝日新聞、Zホールディングスの3社が出資する会社でしたが、今回、Zホールディングスが撤退することになりました。
朝日放送グループHDは朝日新聞やテレビ朝日が出資する放送持株会社で、関西でテレビ局「朝日放送」(ABC)を展開します。近年積極的な事業展開が目立ち、子会社のABCアークでは「歴史人」を取得、関連会社のNTTSportictではAIを活用した映像制作を手掛け、投資でもABCドリームベンチャーズでは多数のポートフォリオを持ちます。
そんな同社がBuzzFeed Japanに出資した狙いについて同社執行役員ビジネス開発局長の浅野智章氏に聞きました。
―――今回、 BuzzFeed Japan に出資した経緯と狙いは?
当社グループでは事業カテゴリーを放送・コンテンツ・ライフスタイルに定めてそれぞれに強化、拡大しています。 BuzzFeed Japanではニュースを始め、エンタメ、食、カルチャーと幅広くデジタル領域で生活者と接していて、当社の放送事業で多様なコンテンツやリーチ力と連動できますし、当社としてもデジタル領域への取り組みとしてチャンスがあります。ほかにもコンテンツやライフスタイルのカテゴリーでも互いのアセットを活かした新たな価値のある取り組みを作り出したいと考えています。