ロイター通信研究所の年次データの分析によると、英国のニュースメディア(Times、The Telegraph、BBC)は、過去5年間、最も信頼度が低下しているとのことです。
2018年かつてThe Timesは最も信頼される英国の新聞ブランドに選ばれましたが、その後、信頼度は20ポイント低下し43%になっており、 BBCに至っては2018年の信頼度が20ポイント下がって75%から55%に低下しました。かろうじてITVニュースと同系列のチャンネル4ニュースを足した54%をわずかに上回り、英国で最も信頼されているニュースブランドとしての地位をかろうじて保ちました。
一方、The Telegraphは、2018年に55%の消費者がその出力を信頼すると答えていたのが、2022年には36%になり、英国で最も信頼されていない新聞となりました。ただしThe Telegraph社の広報担当者のコメントによると、当社は現在「過去最高の購読者数」であり、印刷物とデジタルで741,664人、うちオンラインは576,835人ということです。The Timesも今年初めにデジタル版購読者数は40万人を突破しています。
The Telegraphに続いて、タブロイド紙のサン、メール、ミラーが2022年の信頼できる主要ニュースブランドとして最下位にランクされました。 マードック社傘下のThe Sunのニュース記事を信頼できると答えたのは英国ではわずか12%で、67%が信頼できないと答え、21%がよくわからないと答えている。 また、The GuardianとMailの順位が若干上がったものの、全体的に信頼度が下がっていることが分析されています(ただし、依然として信頼度は下がっています)。 英国におけるジャーナリズムへの全体的な信頼が34%と過去最低に落ち込んだ2018年以降、分析対象となったニュースブランドはいずれも信頼度が上昇していません。