株式会社ホットリンクは、X(旧Twitter)のデータを基に、エイプリルフールに関する投稿の動向を分析し、その結果を公表しました。
本調査では、エイプリルフールに関連する言及数を分析。具体的には、各年4月1日の「エイプリルフール」「#エイプリルフール」に関する投稿数を比較しました。対象メディアはTwitterデータで、10%サンプリングデータを基にした数値を10倍して表示しています。
言及数の推移を3年間比較したところ、エイプリルフールにおける言及が多いタイミングは、00:00前後と12:00前後の2回であることが明らかになりました。これは、一般的な認識「エイプリルフール=午前中に嘘をついて良い」という文化が反映されていると考えられます。特に0:00ちょうどのタイミングで言及数が最も増加する傾向があり、企業の公式アカウントは8:00~12:00に投稿することが多いという特徴があります。
2024年のエイプリルフールでは、リポスト数が前年比で大幅に増加。ホットリンクのアナリスト・辻元気氏は、これがXのアルゴリズム変更により、人気の投稿がおすすめされやすくなった結果だと分析しています。また、エイプリルフールはX上での大きなモーメントとして、トレンドに上位にランクインすることが多く、企業はこの機会を利用して新たなユーザーとの接点を持つことができます。
一方、エイプリルフールにおいては、ユーザーに楽しんでもらえる内容の投稿が求められます。不適切な嘘や攻撃的な表現は避けるべきであり、企業や個人は投稿する内容を慎重に検討する必要があります。