オールアバウト、通期決算は赤字転落・・・両セグメント共に不調

株式会社オールアバウトが10日に発表した2024年3月期の連結業績(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高157億300万円(前年同期比▲7.2%)、営業利益▲4億6100万円(%)、経常利益▲4億3800万円(%)、親会社株主に帰属する四半期純利益▲4億5600万円(%)となりました。

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オールアバウト、通期決算は赤字転落・・・両セグメント共に不調

株式会社オールアバウトが10日に発表した2024年3月期の連結業績(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高157億300万円(前年同期比▲7.2%)、営業利益▲4億6100万円(%)、経常利益▲4億3800万円(%)、親会社株主に帰属する四半期純利益▲4億5600万円(%)となりました。

マーケティングソリューションセグメントでは、検索エンジンのロジック変更や広告市況の悪化により、メディアセッション数の減少とインターネット広告単価の低下が見られました。これによりメディア売上が減少し、粗利率が低下しました。また、コンテンツマーケティングプラットフォーム「PrimeAd」の開発関連費用の増加などにより、セグメントは263百万円の損失を記録しました(前年同期はセグメント利益116百万円)。

コンシューマサービスセグメントでは、dショッピング事業が堅調に推移し、成長を持続しているものの、サンプル百貨店の売上が新型コロナウイルス感染症の影響緩和に伴い減少しました。さらに、d払いネットショッピングやふるさと納税百選の開発投資により減益となりました。生涯学習事業と専門講師育成事業は業績不振が続き、事業撤退が決定されました。このセグメントの売上高は13億6510万円(前年同期比4.3%減)、セグメント利益は250百万円(前年同期比43.5%減)でした。

今期の上期の業績予想は、売上高は76億円(1.3%)、営業利益は▲3億円(-%)、経常利益は▲3億円(-%)、親会社株主に帰属する当期純利益は▲2億4000万円(-%)としています。また通期の業績予想は売上高は165億円(5.1%)、営業利益は0円(-%)、経常利益は0円(-%)、親会社株主に帰属する当期純利益は▲8000万円(-%)としています。

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