デジタル広告のメディア品質評価を手がけるIntegral Ad Science(IAS)は2026年10月2日、日本法人のIAS Japanが「Originator Profile(OP)技術研究組合」に正式参画したと発表しました。
OPは、インターネット上のコンテンツ作成者や広告出稿元の情報を検証可能な形で付与し、信頼できる発信者を識別できるようにする技術です。ブラウザなどで採用される「Web標準」化を目指しており、良質なメディアやコンテンツを利用者が見分けられる環境を整えることで、フェイクニュースや広告詐欺、詐欺広告の抑止につなげる狙いがあります。
IAS日本カントリーマネージャーの竹井伸仁氏は、自動生成コンテンツや『AIスロップ』が急増する中で検証可能なWeb標準を確立することの重要性を強調し、日本のメディア企業やアドテクノロジー企業と連携してコンテンツの真正性を守り、広告主が確信を持って投資できる環境構築に貢献したいとしています。
OP技術研究組合は2022年12月15日設立で、理事長は慶應義塾大学名誉教授の村井純氏です。朝日新聞社、読売新聞東京本社、日本経済新聞社、NHK、日本テレビ放送網、フジテレビジョン、電通、博報堂、LINEヤフー、News Corpなど国内外の新聞社、放送局、通信社、広告会社、テクノロジー企業が法人組合員として名を連ねています。
今後は慶應義塾大学サイバー文明研究センターの監修のもと、国内での仕様策定と試験実装を進めてWeb標準化と社会実装を目指すとともに、得られた知見をW3Cなど国際的な標準化団体にも提案していく方針です。

