AnyMind Group株式会社は、AI技術を活用したショート動画の自動生成機能を開発したことを発表しました。この新機能は、ウェブサイトの記事内容を自動で取得し、動画生成の全工程をAIで自動化することが可能です。
近年、スマートフォンの普及に伴い、ユーザーのトラフィックがウェブサイトからソーシャルメディアに集中しています。これにより、情報収集の際にユーザーの目が視認性の高い動画に集まっており、世界の動画広告市場規模は2028年に6,253億円と、2023年の約1.5倍に成長すると予測されています。
この背景を受け、AnyMind Groupは新機能の提供を開始しました。AnyManager上の簡単な設定だけで、記事内容を自動で取得し、その後の動画生成工程をAIで全て自動化します。また、SNS向けのフォーマットやテキストの読み上げ機能にも対応しており、媒体社が保有するソーシャルメディアでも動画の配信が可能です。
この機能により、従来人が行っていた作業をAIで自動化することで、生成コストを下げつつ、サイト上のユーザーエンゲージメントの向上を実現します。さらにSNSに動画コンテンツを投稿することで、より多くのユーザーにリーチすることが可能になります。
新機能は、先日ローンチした動画生成・広告配信機能「AnyManager Video」に追加されます。AnyManager Videoはすでにグローバルで展開しており、アジア12カ国の複数社に導入されています。ある導入企業では、AnyManager Videoでの収益がネットワーク広告収益の3割ほどを占め、広告単価はバナー広告枠の2〜3倍となっています。
AnyMind Group Director of Publisher Growth Development 丸山 仁氏は、「私たちはパブリッシャーが収益性を向上できるソリューションが提供できるよう、日々、最新のテクノロジー技術をプラットフォームに反映しております。今回ローンチしたAnyManager Video Playerを活用することで、効率的に動画広告の生成・配信が可能です。こうした動画機能の充実により、パブリッシャーの事業成長や収益性の向上に貢献してまいります」とコメントしています。
AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで創業し、アジア市場を中心に15ヵ国・地域に拠点を構えるテクノロジーカンパニーです。EC・マーケティング・生産管理・物流などの領域で、10のプラットフォームやソリューションを展開しています。プラットフォームとオペレーション支援を組み合わせた「BPaaS」(Business Process as a Service)モデルで提供することで、DX推進と業務の効率化・省人化を実現し、クライアントの事業成長に貢献しています。