株式会社A（読み：エース、以下「A社」）は、電通と電通ライブおよびアドビと共に、AI主導型SNSマーケティングソリューション「VERTICAL」のプロジェクトに参画したことを発表しました。「VERTICAL」は、競合分析やコンテンツ制作、投稿結果分析など、ショート動画施策の全工程にAIを積極活用するコンソーシアム型のプロジェクトです。
近年、ショート動画はSNSマーケティングの主流となりつつあり、グローバル展開するブランドにとっては各国での展開が特に重要となってきました。サイバーエージェントの調査によると、2023年の縦型動画広告の市場規模は2022年比で156.3%増の526億円に達し、急成長を遂げています。
このような背景のもと、A社は自社のインフルエンサーマーケティングツール「Astream（エーストリーム）」を活用し、VERTICALプロジェクトにおいてグローバルトレンド分析や競合他社分析、アクティブユーザーの把握などを担当します。
Astreamは、AIを活用してインフルエンサーのフォロワーの興味関心やブランドの好みといったサイコグラフィック情報の分析を可能にする次世代ツールです。
VERTICALは、グローバルマーケット分析、コンテンツ制作、結果分析の3つのステップにAIを導入しています。A社のCOOである出嶋翔氏は、電通が運営するメディア「電通報」の対談記事で、AIを活用した分析により、ユーザー層のターゲット合致度や、趣味・嗜好に合わせたクリエイティブの方向性が見えてくることを説明しています。
2017年に設立されたA社は、インフルエンサーマーケティングのリーディングカンパニーとして、主にファッションブランドやコスメブランドの成長をサポートしてきました。
今回のVERTICALプロジェクトへの参画により、A社は自社の強みであるデータ分析技術をさらに活かし、グローバル市場におけるSNSマーケティングの効果的な戦略立案と実行を支援していくことが期待されます。今後のAI技術の進化とSNSマーケティング市場の拡大に伴い、A社の役割はますます重要になっていくでしょう。
