業務効率化などのDX支援を行うグロースエクスパートナーズが8月21日に上場承認され、9月26日から10月2日までにグロース市場に新規上場します。
公募44万株、売出29万株で市場から吸収する金額は11.2億円。調達した資金は設備投資や運転資金に充当する予定。IPOの調達資金の使途は、採用費や広告宣伝費を含む営業活動費がIT企業の鉄板とも言えるものですが、グロースエクスパートナーズはそこに言及していません。
上場によって成長を加速するというよりも、安定的に事業を拡大する意向が強いようにも見えます。安定的な事業基盤を持つ要因の一つとして、医療機器のニプロの存在があります。
敵対的TOBを仕掛けられたことで有名なエーティーエルシステムズの元取締役
グロースエクスパートナーズは、2008年7月にITを活用した事業変革支援を行う会社として設立されました。2009年11月にニプロと資本・業務提携契約を締結。ニプロの社内業務改善支援サービスを提供するようになります。