AI企業向けのデータ提供はメディア企業のビジネスになるか?【Media Innovation Weekly】10/15号

・AI企業との提携がメディア企業に新ビジネスを提供
・Industry DiveがAPIによるデータ提供を開始
・データの取り扱いには慎重な対応が必要

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AI企業向けのデータ提供はメディア企業のビジネスになるか?【Media Innovation Weekly】10/15号
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おはようございます。Media Innovationの土本です。今週の「Media Innovation Newsletter」をお届けします。

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今週のテーマ解説 AI企業向けのデータ提供はメディア企業のビジネスになるか?

OpenAIが新たにハーストとのパートナーシップを発表するなど、AI企業とメディア企業の提携関係が構築されていっています。

元々、インターネットに公開されている各種データ(ニュース記事を含む)を無断で学習してAIモデルが構築されていったという経緯がありますが、それには反発もあり、様々な権利がクリアになったデータ取得の必要性が増しています。また、報道機関を広い意味でAIの味方に留めておくという副次的な狙いもあるでしょう。

WIREDの調査によれば、OpenAIのクローラー(インターネットを巡回し、コンテンツを収集するソフトウェア)を拒否しているメディアは、年初には1/3を締めていましたが、現在では1/4まで低下したということです。また、特に著名なニュースメディアでは90%が拒否していましたが、現在では50%を超える水準まで低下したということです。この背景には、各社とOpenAIの相次ぐパートナーシップがあるのは明白です。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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