おはようございます。Media Innovationの土本です。今週の「Media Innovation Newsletter」をお届けします。
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今週のテーマ解説 AI企業向けのデータ提供はメディア企業のビジネスになるか?
OpenAIが新たにハーストとのパートナーシップを発表するなど、AI企業とメディア企業の提携関係が構築されていっています。
元々、インターネットに公開されている各種データ(ニュース記事を含む)を無断で学習してAIモデルが構築されていったという経緯がありますが、それには反発もあり、様々な権利がクリアになったデータ取得の必要性が増しています。また、報道機関を広い意味でAIの味方に留めておくという副次的な狙いもあるでしょう。
WIREDの調査によれば、OpenAIのクローラー(インターネットを巡回し、コンテンツを収集するソフトウェア)を拒否しているメディアは、年初には1/3を締めていましたが、現在では1/4まで低下したということです。また、特に著名なニュースメディアでは90%が拒否していましたが、現在では50%を超える水準まで低下したということです。この背景には、各社とOpenAIの相次ぐパートナーシップがあるのは明白です。