個人が経営する独立系書店が注目を集めています。
トーハンの調査によると、2024年10月時点の独立系書店数は341を数えます。小規模の単独店で、テーマや選書が一般的な書店とは異なるのが特徴的。店主のセンスが店づくりに反映されており、システム化されていない属人的なビジネスモデルです。これは反チェーン化とも言えるもの。従来の書店のビジネスモデルが根底から覆されたことを示しています。
時代は所有を意味するモノ消費から体験価値に重きを置いたコト消費へと移行。更にその場でしか味わえることのできない参加型のトキ消費へと移ろいました。従来型の書店はその間隙に取り残されています。特に中堅の書店は身動きが取れずに苦戦する未来も見えてきます。