中日新聞社が運営するスマートフォンアプリ「Lorcle」（ロークル）に、愛知県警察が参加し、情報の発信を開始しました。警察の参加は初めてとなります。
Lorcleは、新聞の地域ニュースと自治体・企業・団体の情報を組み合わせて掲載するアプリです。2024年4月に東海三県（愛知、岐阜、三重）の40自治体と企業団体40社が参加して始動しました。
Lorcleに参加する自治体や企業は順次拡大しており、2025年1月末時点で計80の自治体と計80の企業・団体が運用する広域情報プラットフォームとなっています。
愛知県警は、不審者情報や犯罪情報、交通事故情報、緊急危険情報などをメールサービス「パトネットあいち」で配信しており、これらの情報をLorcleと連携させることで、より幅広い住民への周知を目指します。
愛知県警とLorcleを運営する中日新聞社は、2月19日に連携協定を締結。愛知県警の鈴木彰総務部長と中日新聞社の久野哲弘取締役が、協定書に署名を交わしました。
Lorcleは無料で利用でき、居住地だけでなく関心がある別の地域の情報も受け取れるほか、レジャーやグルメなどの話題、プレゼントなどの情報も発信するアプリです。ユーザーが利用しやすく、幅広い層への情報伝達が見込まれます。
中日新聞社は今後、東海三県以外にもエリアを広げていく方針です。自治体や地域団体、事業者などの参加が決定すれば、アプリにその地域の専用ページが作成され、情報が掲載されるようになります。
愛知県警のLorcle参加により、地域の安全安心に関する情報がより迅速かつ広範囲に届けられるようになることが期待されます。地域に密着した信頼性の高い情報を手軽に入手できるツールとして、Lorcleのさらなる普及が予想されます。
