ネオフレームとルームズは、映像をベースとしたデジタルソリューションとマーケティング戦略を融合し、新たな価値創出を図るために業務提携を締結したと発表しました。本提携により、両社はネオフレームの動画技術とルームズのプロダクトプレイスメントのノウハウを融合させることに取り組みます。
近年、企業のマーケティング手法や顧客エンゲージメントのあり方が、映像を用いたデジタル技術の進化とともに変わりつつあります。ネオフレームは、動画技術の開発を手掛けるパロニムと、縦型ショートドラマのコンテンツ制作や大規模なアワード開催に強みを持つプログレスが2024年末に設立した合弁会社です。
一方、ルームズは、プロダクトプレイスメント領域の知見が豊富で、国内外約300社のマーケティング事業を支援してきました。変化を新たなビジネスチャンスと捉え、両社は革新的な未来創造型マーケットの実現を目指します。
具体的には、ネオフレームの映像技術「Tig」の実績や独自解析技術により可視化される視聴行動データを活用し、動画視聴者や映像そのものに新たな価値と収益性を提供する新ビジネスモデルの構築を進めます。
今回の提携により予定されている取り組みは、「エンターテインメントにおける新たな可能性の開拓」「映像市場の新たなビジネスモデル開発」「パートナーシップの拡大」の3つです。プロダクトプレイスメントとテクノロジーを掛け合わせた新たな映像の楽しみ方や購買体験を創造するほか、広告主への新たな収益・付加価値の提供、制作会社や俳優などへの収益の分配構造など、ビジネスモデルの開発を進めていきます。
今後、両社はメディアプラットフォーマーやタレントエージェンシー、映像制作会社、グローバルパートナー、広告代理店、ECプラットフォームなど、様々な企業とのパートナーシップ拡大も目指していく方針です。両社の業務提携により、動画視聴体験の革新と新たな広告モデルの創出が期待されます。