LINEヤフーのBEENOS買収から見えてくるアクティビスト先導型M&Aの未来【メディア企業徹底考察 #206】

・BEENOSがLINEヤフーに540億円で買収され、上場廃止予定
・アクティビストが業績停滞企業の高値売却を狙う動きが増加傾向
・BEENOSは主力事業好調も新規事業が赤字で成長性に不安が残る

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LINEヤフーのBEENOS買収から見えてくるアクティビスト先導型M&Aの未来【メディア企業徹底考察 #206】
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越境EC「Buyee」などを提供するBEENOS株式会社が、LINEヤフー株式会社のTOBによって上場廃止となる予定です。

買収額は540億円。主力サービスの一つである「Buyee」は「Yahoo!オークション」などの代理購入をサポートするサービスであり、両社には深い関係があります。LINEヤフーはBEENOSのデータをもとに海外の売れ筋商品を分析して取り扱う商品の幅を広げる支援を行うなど、シナジー効果も高そうなM&A。しかし、この買収劇はアクティビストが演出したものであることも事実です。

業績や株価が停滞する中堅会社に目をつけ、高値での売却を目論むアクティビストのケースは今後も増える可能性があります。

突如として主要株主に躍り出たアクティビスト


《不破聡》

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