Google AI機能がパブリッシャー収益を圧迫、検索トラフィック10%減の深刻な実態

・GoogleのAI機能導入で検索流入が平均10%減少し、影響が長期化している
・AI概要はユーザーのGoogle内留まりを促し、パブリッシャーの収益を圧迫している
・メディアは透明性向上や規制監視など改善策を求め、オープンウェブの保護が急務

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Google AI機能がパブリッシャー収益を圧迫、検索トラフィック10%減の深刻な実態

Googleの検索結果に表示されるAIによる概要表示機能(AI Overviews、AI Mode)が、メディア企業の収益構造に深刻な打撃を与えている実態が明らかになりました。

米国の大手メディア企業19社で構成されるDigital Content Next(DCN)の最新調査によると、GoogleのAI Overview(現在はAI Mode)導入により、パブリッシャーへの検索流入が中央値で10%減少したことが判明しています。

この数字は単なる一時的な変動ではありません。調査対象となった8週間にわたって、減少傾向は持続的に続いており、特に非ニュース系ブランドでは14%の大幅な落ち込みを記録しました。

最悪の週は16-17%の急落


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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