雑誌「ハルメク」を発行するハルメクは、50代からの女性向けコンテンツプラットフォーム「HALMEK up（ハルメク アップ）」で、人生のモヤモヤに寄り添う動画配信サービス「HALMEK TV」の提供を8月28日より開始しました。
同社が実施した意識調査によると、仕事や子育て、親の介護など様々な変化が起こる50代女性の8割が、「この先の人生をどう生きるか」という漠然とした「モヤモヤ」を抱えています。身近な友人・知人には相談できない、何となく孤独を感じる、これからの人生でやりたいことが見つからない、年齢を重ねても美しくありたいといった「こころの静かな揺らぎ」を抱える50代女性が増加しています。
一方、こうした悩みを癒し、自分自身と向き合うための手段として、動画が新たな居場所となりつつあることも明らかになっています。55歳から74歳のスマホ保有率は99%に達し、「週4日以上動画を視聴する」女性は約48%と半数近くです。「1本あたりの視聴時間」は3分から10分未満が最多で、短く気軽に見られる動画が選ばれています。また、視聴の75%はスマートフォンで行われ、就寝前といった「すき間時間」にひとりで楽しむ「パーソナル視聴」が浸透しています。
「HALMEK TV」は、50代からの女性の「第2の人生」を応援することを目的に、心がふっと軽くなる共感、暮らしが少し豊かになる発見、そして毎日を前向きに変えるヒントなど、視聴者の「これから」をそっと後押しする映像体験を提供します。
主要コンテンツとして、タレントの千秋氏がナビゲートする「モヤモヤのち晴れ」では、「心のモヤモヤ」や「価値観のゆらぎ」を単なる悩みではなく「自分への問い直し」として肯定的に描きます。家庭や仕事、老後、美容、体の変化など人生の節目に訪れるテーマに、否定せずポジティブに向き合う姿勢を大切にします。
また、「ご自愛ビューティパトロール」では、50代からの女性にありがちな「まあ、これくらいでいいか」「今さら誰に見せるわけでもないし」といった「なんとなくの放置」の奥にひそむ「美容怠り違反」を、ご自愛刑事（デカ）が取り締まります。ナビゲーターをヘアメイクアップアーティストの只友謙也氏が務め、笑って観ながら、自分をちょっと好きになれる「ご自愛バラエティ」となっています。
さらに、「50代からのリアルショートドラマ」では、50代からの女性に訪れる人生の転機を描いたショートドラマシリーズを配信。家族との関係や、日常生活の「あるある」を、時にコミカルに、時に感動的に表現しています。
「ハルメク・カルチャーニュース」では、50代からの女性に向けたエンタメ&ライフスタイル番組として、家電、美容アイテム、映画、舞台、ミュージカル、美術展、書籍、ライブ、体験スクールなど「今だからこそ楽しめる」多彩なカルチャー体験を紹介します。
ハルメクアップ事業責任者の竹谷明泰氏は、「映像ならではの臨場感や共感を、日々の暮らしに寄り添いながらイベントやコミュニティ、ECへとつなげ、多様な接点を創出していきます」とコメントしています。
販売部数No.1雑誌「ハルメク」を通じて50代以上の女性の支持を獲得し、ECや店舗運営など事業を多角化させている同社が、動画配信をどのように収益化につなげていくのか、今後の展開が注目されます。
