「ネクストエンジン」のNEが新規上場、異色のHamee100%スピンオフ【メディア企業徹底考察 #285】

・ネクストエンジンを提供するNEが小型上場、Hameeのスピンオフは珍しいケースです
・Hameeは自社のEC事業とプラットフォーム事業を分離し株主価値向上を図っています
・NEの業績は成長鈍化し、新規事業や多角化による収益強化が必要になっています

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「ネクストエンジン」のNEが新規上場、異色のHamee100%スピンオフ【メディア企業徹底考察 #285】
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複数のネットショップを一元管理するツール「ネクストエンジン」を提供するNE株式会社が、9月30日に上場承認され、11月4日に新規上場します。

想定時価総額は120億円、吸収金額は4.2億円の超小型案件ですが、この上場はスマートフォンケースなどを販売するHamee株式会社の100%スピンオフという非常に珍しいもの。日本初のスピンオフIPОは株式会社コシダカホールディングス株式会社カーブスホールディングスの案件でした。しかし、カーブスはコシダカが完全子会社化した後にスピンオフ制度を利用しています。

NEは組織再編でプラットフォーム事業を新会社に承継し、それをスピンオフするという手法をとりました。政府はスピンオフの税制優遇制度を設けており、積極的に推進しています。スタートアップの活用事例は加速する可能性もあります。

政府はなぜスピンオフを推奨しているのか?


《不破聡》

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