クックパッドは8月7日、2026年12月期第2四半期(中間期)決算を発表しました。売上収益は2,510百万円で前年同期比7.8%減、営業利益は3百万円で同98.1%減となった一方、保有有価証券の公正価値評価による金融収益の計上により親会社所有者帰属中間利益は524百万円となり、前年同期の37百万円から大幅に増加しました。詳細は決算短信および決算説明会資料で開示されています。

会員数減少が売上を圧迫
売上収益の減少は、レシピサービスにおけるプレミアムサービス会員数の減少が主因です。四半期ベースでも2026年第2四半期の売上収益は1,243百万円となり、前四半期比1.9%減、前年同期比8.0%減と減少傾向が続いています。

販売費及び一般管理費については、事業運営体制の効率化に向けた取り組みの一環として海外拠点の人員整理に伴う一時費用185百万円を第1四半期を中心に計上しました。この一時費用の反動減に加え、人員整理の効果による人件費の減少により、第2四半期の販管費は前四半期比22.0%減の1,089百万円となり、営業利益は140百万円の黒字に転換しています。

従業員数は前年同期末比21.8%減
連結従業員数は2026年第2四半期末時点で79人となり、前年同期末比21.8%減、前四半期末比16.0%減と大きく減少しました。海外拠点を中心とした人員整理が組織規模の縮小に直結した形です。一方でシステム利用料については、為替の影響やAI投資等により34百万円増加しており、人員は絞りつつも技術投資は継続する姿勢がうかがえます。

ミッション実現へ投資は継続、業績予想は非開示
同社は「毎日の料理を楽しみにする」というミッションの下、レシピサービスに加えmomentやクックパッドマートを展開しています。定款には「世界中のすべての家庭において、毎日の料理が楽しみになった時、当会社は解散する」との記載があり、利益を追求しつつ稼得した利益を原資として未来の常識をつくるためのプロダクト開発投資を継続する方針を示しています。
こうした投資の時期や規模を外部環境の変化に応じて機動的に判断する必要があるため、2026年12月期の連結業績予想については合理的な算定が困難として開示していません。この方針は前期から継続しているものです。
財務・キャッシュフローの状況
中間期末の資産合計は14,390百万円で、前期末比287百万円増加しました。現金及び現金同等物は6,245百万円となり、前期末比360百万円増加しています。営業活動によるキャッシュフローは654百万円の獲得となり、前中間期の565百万円から増加しました。
財務活動では自己株式の取得による支出223百万円が生じています。配当については2025年12月期、2026年12月期ともに無配としており、還元よりも事業投資を優先する姿勢が続いています。






