クックパッド株式会社が9日に発表した2024年12月期 第2四半期(中間期)の連結業績(2024年1月1日~2024年6月30日)は、売上収益30億1800万円(前年同期比▲27.9%)、営業利益4億4200万円(%)、税引前利益7億3600万円(%)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億4700万円(%)となりました。
同社の業績は、各セグメントにおける厳しい市場環境の影響を受けています。特に、主力のレシピサービス部門は、新たなユーザーの獲得が鈍化し、既存ユーザーの活動も低下していることが売上減少の主な要因となっています。また、広告収入の減少も業績に影響を及ぼしており、市場全体の広告支出の縮小が見られる中、同社の広告プラットフォームへの影響は避けられない状況です。
一方で、同社はコスト削減策を積極的に実施しており、その結果、営業利益と純利益は前年同期に比べて黒字を維持しています。コスト削減は主に人件費の最適化やマーケティング費用の見直しによるもので、これにより利益率の改善が見られました。
今後の見通しについては、同社は市場環境の変化に柔軟に対応し、新たな収益源の開拓に注力する方針です。具体的には、レシピサービスの質の向上やユーザーエンゲージメントの強化、新規事業への投資拡大などが挙げられます。これらの取り組みにより、長期的な成長基盤を確立することを目指しています。
クックパッド株式会社は、今後も市場のニーズに応えるサービスの提供を通じて、業績の回復と持続的な成長を目指すとしています。
今期の業績予想は開示していません。