いよいよ大統領選挙、メディアの次の4年はどうなる?【Media Innovation Weekly】11/5号
4年に一度の米国大統領選挙の投票が11月5日に実施されます。日本時間の5日夜から投票が始まりますが、結果は僅差が予想され、勝者の確定までは数日かかる可能性もあります。
「大統領選挙の支持表明を辞める」ワシントン・ポストの決定でサブスク購読者が10%離れる
アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が所有するワシントン・ポストが近年の伝統を破り、大統領選挙で特定の候補者の支持を取りやめた事で、同社のデジタル版の購読者の約10%にも相当する25万人もの読者が購読を取りやめたそうです。
ブルームバーグが「週末版」を導入・・・74万人のサブスク維持と週末閲覧数増加を狙う新戦略
・ブルームバーグ、週末版を開始し購読者維持を目指す
・金融と文化の交点に焦点を当てた内容を展開
・解約防止と週末の閲覧数増加を狙う新戦略
米地方紙の現状、隙間を埋めるデジタルニュースネットワークの台頭
新聞の廃刊が相次ぐ米国で、デジタルニュースネットワークが急速に存在感を増しています。メディル大学が発表した最新レポートによれば、22のデジタルネットワークが運営する740のニュースサイトが、地域ニュースの新たな担い手として浮上しているようです。
Business Insider、AIを活用した検索ツールをサイトに導入
・Business InsiderがAI検索ツールを導入
・独自記事を対象に情報を提供
・読者への情報探索機会を強化
AI企業とパブリッシャーを結びつけるプラットフォーム「TollBit」が2400万ドルを調達
AIの学習データ収集を巡る議論が活発化する中、コンテンツの利用と対価をリアルタイムで管理する新プラットフォームが注目を集めています。TollBitが今回発表した2400万ドル(約38億円)のシリーズA調達は、AIとメディアの新しい関係構築に向けた大きな一歩となりそうです。
メタ、「Meta AI」でニュースを取り扱うためにロイター通信と契約
・メタがロイターと契約しAIにニュース導入
・契約内容は非公開だが、新収益機会を示唆
・AIの学習データ使用に著作権懸念もあり
米国メディアへの信頼度、過去最低水準に停滞・・・ギャラップ調査
・米国メディアへの信頼度が最低水準で停滞中
・「全く信頼しない」が36%で多くの否定的見方
・地方メディアの重要性が再認識される結果に
ニューヨーク・タイムズ、AI検索のPerplexityに無断使用で警告
・ニューヨーク・タイムズがPerplexityに警告
・著作権侵害の主張、無断使用停止要求
・メディアとAI間の対立が深刻化
FTCが「クリックでキャンセル」規則を導入、サブスクリプション解約を容易に
・FTCがサブスク解約を容易にする規則導入
・加入時と同様の方法で解約が必須
・透明性のある契約条件開示を求める
【1月29日(水)は空けておいてください!】メディア業界を元気に、「Media Innovation Conference 2025」開催決定!
・「Media Innovation Conference 2025」を開催
・日時は2025年1月29日(水)
・ベルサール飯田橋ファーストで、オンライン中継もあり
学術出版大手、シュプリンガー・ネイチャーが上場
科学、技術、医学、社会科学、人文学分野など多くの学術出版を手掛けるドイツのシュプリンガー・ネイチャー(Springer Nature AG & Co. KGaA)が、10月7日にフランクフルト証券取引所に上場しました。

