フェイスブックは、地元のローカル情報を知りたいというニーズを受けて、「Today In」というシステムを提供しています(アメリカとオーストラリアの一部の地域)。しかし、400以上の地域に展開する中で、十分なローカル情報が提供されないケースが多発したことから、情報過疎地域の支援に乗り出しています。

ノースカロライナ大学のジャーナリズムおよびデジタルメディア経済学のナイトチェアであるPenny Abernathyは、「このジャーナリズムが失われる現象について、研究され観測もされており、その悪影響についても出てきている。」と述べます。

問題を解決するための最初のステップはその状況を測定することであり、まずFacebookは地元のニュースが不十分なコミュニティの地理を広範囲にわたって研究し、大学や研究機関と共有し始めています。その情報は5段階のアルゴリズムで、全国の地域でFacebook上でどれだけローカルジャーナリズムが流通しているかを調べました。

発見した課題

研究ではアメリカ国内の約3人に1人のユーザーが、Today Inを起動するのに十分なローカルニュースがFacebook上にない場所に住んでいることが判明。 その場所は、過去28日間でこれらの町に直接関連する5つ以上の最新ニュース記事を見つけることがでない状態でした。

地域差はそれほど変わりません。中西部、北東部、南部のユーザーの35%、西部のユーザーの26%が、Facebookでローカルニュースをあまり見つけることができない場所に住んでいます。以下の地図は、薄い色の地域ほど、ローカルニュースについて、見つけることが出来ない地域ということを表しています。

「全国ニュースについては、私はもっと大きな新聞で見ることが出来ます。しかし地元のニュースでは、情報のギャップがあります。起こっていることに関する最新情報があるにも関わらず、たくさんの情報を見逃しています。例えば、ある学校ではカビの問題がありました。近くには非常に頻繁に緊急訓練を行う原子力発電所もあります。私は通常、友人と話しているとき、または私が直接またはオンラインでさまざまなグループにいるときに、事件のかなり後にこのような問題について知ります。この地域では、自分の周りで何が起こっているのかに関する全ての情報を一箇所に集めるのは本当に難しいです。」

このデータは、それはLianeの主張を裏付けるものです。エリザベスタウンに住むFacebookユーザーが閲覧しているニュースウェブサイトのいくつかは、彼らの町の近くの地域の出版社に属しています。しかし、これらの小さなテレビ局や新聞は、複数の都市、場合によっては複数の郡を含む広い地理的地域をカバーしています。つまり、エリザベスタウンに直接関連するローカルニュースの供給が制限されていることがあります。

地域ニュースによる地域社会の形成

フェイスブックはこれに対して、地元のニュースを通してコミュニティを築くことを目的としたプロジェクトを支援するための新しいパイロットプログラム、Facebook Journalis Projectコミュニティネットワーク(以下FJP)を発表しました。

FJPは5月上旬にアプリケーションの公募を開始して、専門家の支援のための助成金と機会を提供する予定です。

出版社が、会員を中心とした新しいビジネスを構築しようとしたり、不十分なコミュニティでのレポートを作成しようとしたり、地元のストーリーテラーがニュースオーディエンスを見つけて参加するのに役立つツールを構築しようとしています。助成金受領者は、FacebookのAccelerator卒業生コミュニティ、及び他の助成金受賞者とつながり、継続的な支援のための専門家とリソースのネットワークを構築します。

また、地元のニュース出版社が持続可能なビジネスを構築するのを支援することに深く取り組んでいるThe Lenfest Institute for Journalismと提携し、地域のニュース報道の強化を目指すコミュニティを支援するプロジェクトを開始します。

これらの案は、1月にピューリッツァーセンター、レポート・オブ・アメリカ、ナイト – レンフェスト・ローカルニュース・トランスフォーメーション基金、アメリカン・ジャーナリズム・プロジェクト、ローカル・メディア協会、そしてローカル・メディア・コンソーシアムなどの団体とともに発表されました。  

FJPに関するより多くの情報を入手するには、アプリケーションがいつ開始されるかや、必要条件などを含めて、以下のURLからサインアップすることで取得できます。

https://www.facebook.com/help/contact/547806162391950