Integral Ad Science(以下、IAS)は、Meta社と共に業界では初となる新たな広告最適化ソリューションのテストを開始すると2024年10月11日に発表しました。新ソリューションは、FacebookおよびInstagramのフィード広告とリール広告向けの「コンテンツ・ブロックリスト」機能を提供します。
IASによると、この新たな機能は広告主が「ブランドに適さない」と判断したコンテンツに隣接する広告掲載を自動的に回避するものです。業界標準に沿った形で、広告主のブランドリスクを軽減しながら、メディアの品質向上を図ることが可能になります。現在、FacebookとInstagramでフィードとリールの計測ソリューションを利用しているIASの顧客が対象となり、2025年初頭にはすべての広告主が利用できるようになる予定です。
新ソリューションが広告主に提供する価値として、まず、ソーシャルの最適化が挙げられます。ブロックリストを活用した最適化により、ブランドに適したコンテンツへの広告配信を確実に実行します。また、ダイナミックなカスタム・コントロールに対応しており、広告主は業界標準に準拠したブロックリストと豊富なカテゴリのカタログを基に、独自のカスタムリストを作成することが可能です。
アクティベーションは簡単で、IAS Signal内にて1度有効化作業を行うと、不適切なコンテンツを自動的に回避するようになります。本ソリューションはAI主導のメディア解析技術を強みとしており、業界最高レベルの精度でコンテンツを分類。エンドツーエンドのキャンペーンサポートを提供し、28言語にわたるMeta向けTotal Media Qualityと最適化を組み合わせ、ブランド適合性を強化します。
IASのCEOであるリサ・アッツシュナイダー氏は「当社のコンテンツ・ブロックリストは、広告主が不適切と判断するコンテンツを回避し、キャンペーンを安全に展開できる業界標準のツール」と紹介し、「広告主のブランドリスクを軽減しながら、メディアの品質を向上させます」とコメントしています。
一方、Meta社のクライアントカウンシル/インダストリートレードのバイスプレジデントであるSamantha Stetson氏も、「このソリューションは、世界中の広告主により多くのツールを提供し、彼らのブランド適合性の目標をサポートするという我々の継続的なコミットメントを示すものです」と述べました。
新たなソリューションにより、広告主とプラットフォーム双方にとって、効果的で安全な広告配信環境が実現することが期待されます。