YouTubeのCEOであるスーザン・ウォシッキー氏がYouTubeのブログ上で、アップロードされるコンテンツについて、自身の考えを発表しました。この発表でウォシッキー氏は、YouTubeの開放性を保つことの重要性を主張しています。

YouTubeは開放性が前提のメディアであり、その上で数多くのクリエイターが世界中のオーディエンスとつながり、ビジネスを生み出しています。しかしこの開放性を保つのは容易ではなく、そのために「コミュニティガイドライン」の改定を続けているとウォシッキー氏は述べています。

YouTube上の投稿について、多くの問題が明らかになり、政策立案者や報道機関、専門家などの間でオープンなプラットフォームの有用性や実行可能性等について議論されています。しかしこれらの懸念にも関わらず、ウォシッキー氏はプラットフォームの開放性が何よりも重要であるとしています。

第一に、YouTubeは人々の機会と雇用を創出しており、ライアソン大学のレポートによると、カナダでは28,000人がフルタイムのYouTubeクリエイターとして活躍しており、うち20%は他者の雇用も創出しています。また、年間10万ドル以上を稼いだチャンネルは40%増加したそうです。

第二に、開放性はコミュニティの醸成にも寄与するとウォシッキー氏は述べています。例えば、トゥレット障害を持つRyleigh Hawkins氏は「Tourettes Teen」というチャンネルを開設。トゥレット障害を持つ人との暮らしについて理解を広めることを目的としています。彼女のユーモラスな動画は世界中からファンを集め、同様の障害を持つ人々へ、孤独ではない事を伝えています。

そして、YouTubeの開放性は学習機会の提供にもつながっているとしています。「Origin of Everything」や「Manual do Mundo」などのチャンネルにより、YouTubeは世界最大の教室になっているとコメント。

このような様々なメリットは、YouTubeの開放性が無ければ実現しえないとウォシッキー氏は主張しています。オープンなプラットフォームなしには、多様で本物の意見を発信することは難しいとのことです。

一方で、この開放性を保つことは簡単ではなく、メインストリームから外れ、議論を呼んだり、攻撃的なコンテンツを放置する事にもつながるとウォシッキー氏は指摘。それでもなお、開放性がYoutTubeをより強くするとしています。