「個人的にLINEというサービスが大好きで、ヘビーユーザーでした。こんないいサービスと前々から何か一緒にやりたいと思っていました。(副社長時代から)毎年、両社の経営陣で新年会をやっていて、”一緒に何か大きいことをやりましょう”とラブコールを送っていたが、いつもつれなかった。でも今年は違ったんです」

にこやかな表情で質疑応答に応じる、Zホールディングス、ヤフー川邊社長(左)、LINE出澤社長(右)

ソフトバンクグループ代表の孫正義氏の関与について聞かれた川邊氏は「彼やSBGCが主導したように書かれますが、ソフトバンクやヤフー取締役としての関与は当然ありますが、本件に関しては余り関わっていませんでした」とコメント。ただ、9月に孫氏に川邊氏からプレゼンした際には「非常に賛成である。日本のため、アジアのインターネットのためスピーディーにやるべきである」という言葉を貰ったそうです。

孫氏からのアドバイスとしては「ユーザーのためになることをやらないかぎり、誰からも支持されないからね 」という言葉を繰り返しもらったと川邊氏は振り返っていました。

一方のLINE出澤社長はラブコールへの返事が変化した理由について、「何か個別の事情があったというよりは、全体感として、世界のインターネットが米中に集約されつつあるという点で危機感を持つようになっていました。でも、日本で出来ることはまだまだあるはず。それを個社でやっていては時間が足りない、そういう危機感に突き動かされました」とコメント。

ただ、毎年のラブコールについて川邊氏が「何か大きなことをやろうと呼びかけていた」と言ったのに対して出澤氏は「もう少し露骨な表現も色々(笑)」と返して、経営統合という言葉がもっと以前からあったのではないかと匂わせていました。