ニールセン デジタル株式会社は、デジタルコンテンツの視聴行動分析サービスを提供しており、最新のMonthly Totalレポートを基にソーシャルメディアジャンルの視聴状況を公表しました。
「Threads」の利用者数が急増
2023年11月のデータによると、新興のソーシャルメディア「Threads」は利用者数が1,071万人に達し、「Instagram」ユーザーの約6人に1人が利用していることが明らかになりました。これはサービス開始からわずか数ヶ月での急成長を示しています。
一方で、最も多くの利用者数を誇るのは「LINE」で、8,106万人が利用しており、月に805回の利用頻度を記録しています。これに続くのは「Twitter X」で190回、「Instagram」で152回の利用頻度でした。

若年層の利用動向に変化
特に18-34歳の層では、「pixiv SNS」と「Threads」の含有率が高く、若年層におけるソーシャルメディアの利用動向に変化が見られます。また、同年代においては「Instagram」「TikTok」「Threads」「Pinterest」が女性のリーチが男性よりも高いことが確認されています。
これらのデータは、マーケティング担当者にとって重要な示唆を与えており、特に「Threads」のような新興サービスの成長は注目に値します。利用者数や利用頻度だけでなく、どのようなシーンで利用されるかなど、多角的な視点からの分析が求められます。
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率は、PC、モバイル、タブレット、CTVなど全デバイスを横断してデジタルコンテンツの視聴者数を計測することで、メディア接触と消費量を包括的に把握するサービスです。これにより、媒体社はデジタルメディアの消費状況を把握し、広告主や広告会社は適切な予算配分計画を立てることが可能になります。