メディア運営支援などを手掛けるINCLUSIVE株式会社(インクルーシブ)が東証マザーズの上場承認を受けました。上場は12月20日。想定株価2290円から算出した上場時時価総額は約54億円。公募で約4.15億円を調達します(一の部有価証券届出書)。

同社は2007年にターゲッティング株式会社として設立。メディア企業や事業会社のメディアの制作や収益化、運用などを支援する「メディアマネジメントサービス」が主力。加えて自社のアドネットワークやSSP運用などを手掛ける「広告運用サービス」、プロモーション企画立案と実行支援や戦略PRを提供する「プロモーション企画・PRサービス」、開発業務の「エンジニアリングサービス」があります。全てデジタルコミュニケーション事業の単一セグメントです。

「メディアマネジメントサービス」では9月時点で24社、35のインターネットサービスの運営・支援を行っていて、雑誌・出版社のみならずテレビ局や事業会社など多岐に渡るとのこと。運営数や1メディアあたりの売上も順調に伸びています。

2019年3月期の売上は16億6918万円、経常利益は3億0767万円でした。また、子会社で「広告運用サービス」を営むData Tailorが大きく、売上高7億5317万円、経常利益1億1622万円を占めているとのこと。

進行期の2020年3月期の第2四半期は、売上高7億6957万円に対して、経常利益1億7635万円となっています。季節要因を加味しない場合、売上高は前期に対してビハインドですが、利益面では向上しています。

株主は創業者で代表の藤田誠氏が70.8%を保有。取締役でもある中嶋淳氏のアーキタイプが9.7%、博報堂グループのDACが4.36%、カヤックが2.82%(柳澤氏も取締役を務める)、トヨタ系の広告代理店のデルフィスが0.87%を所有しています。残りは取締役や従業員です。