noteのプロデューサーに就任した徳力基彦氏に聞く”個人のメディア化”とメディア作りの変化…特集「独立系メディアの新潮流」

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」を掲げて、様々なコンテンツが集まる街に成長したnote。個人だけでなく、企業やメディアもnoteを舞台にコンテンツを発信する動きが加速しています。

そのnoteに昨年7月からプロデューサーとして参画したのが徳力基彦氏。昨年6月までアンバサダーマーケティングを主軸とする上場企業、アジャイルメディア・ネットワーク株式会社の代表取締役や取締役CMOを務めてきた人物です。元々ブロガーとして知られ、「個人のメディア化」に取り組んできた事でも知られます。

そんな徳力氏に、どうしてnoteに加わったのか、誰もがメディアになれる時代に、メディアの在り方はどう変わっていくのか、お話を伺いました。

徳力基彦
note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 アンバサダー/ブロガー

NTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、アジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。代表取締役社長や取締役CMOを歴任し、現在はアンバサダープログラムのアンバサダーとして、ソーシャルメディアの企業活用についての啓発活動を担当。
note株式会社では、noteプロデューサーとして、ビジネスパーソンや企業におけるブログやソーシャルメディアの活用についてのサポートを行っている。
個人でも、日経MJやYahooニュース!個人のコラム連載等、幅広い活動を行っており、著書に「顧客視点の企業戦略」、「アルファブロガー」等がある。

―――アジャイルメディア・ネットワークを辞められて、次の選択肢としてnoteを選ばれた理由は何だったのでしょうか?

少し遡って話をすると、新卒で入社したNTTを若気の至りで辞めてしまった私を救ってくれたのはブログでした。個人がインターネットを活用する事で情報発信が出来るようになって、個人の力が増していく、梅田望夫さんが書いた「ウェブ進化論」がバイブルでした。自分自身もブログで発信していたお陰で、アジャイルメディア・ネットワークという会社に参画することになり、代表までやらせてもらい、「個人がメディア化していく」というサポートをしてきたつもりです。でも、長年取り組んできましたが、敗北の連続だったと思っています。

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Manabu Tsuchimoto
Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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