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グーグルがWebページを自動で動画化するツールを開発中…再生時間とアスペクト比の指定だけで動画制作が可能

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10月29日、グーグルは自社内で開発しているWebページを自動で動画化するツールURL2Videoを発表し、その仕様とデモンストレーションも合わせて公開しました。ページ内のリソースを自動で識別し、動画の再生時間に合わせて最適なリソースをピックアップしてくれるようです。

開発の動機

グーグルは、「機械学習やコンピューティング技術を用いたツールがマルチメディアを生み出す人々にとってどのような役に立つのか、積極的に模索している」と述べている通り、AIを用いたクリエーター向けツールに非常に力を入れています。そんなグーグルは今回、開発途上の動画制作支援ツールを発表しました。

動画制作は知っての通り、視聴者に合わせたコンテンツ選定、動画内でのコンテンツの配置をよく考える必要があるため非常に手間のかかる作業です。グーグルはそのような動画制作に対し、WEBページとそこで使われているリソースを活用することを提案しています。今回グーグルが発表したツールはURL2Videoと呼ばれるもので、再生時間とアスペクト比を指定するだけで指定したWEBページの動画を自動制作することができるようです。

URL2Videoができること

このURL2Videoは具体的にどのようなことができるのでしょうか。グーグルによれば、入力されたWEBページからコンテンツ構造とデザイン情報を抽出・分析し、元のデザインをベースにページ内の重要な内容をまとめた動画を制作することができるとのことです。ユーザーは再生時間とアスペクト比さえ指定すれば、最適な内容とデザインで動画を自動で制作することができます。つまり、WEBページの内容を要約した動画を作ることができるようです。例を挙げますと、画像付きのニュース記事からニュース動画が作れてしまうイメージでしょうか。

対応しているWEBページについては、現在プロトタイプということでhtmlのページに限定されているほか、グーグルが最近公開したWEBページの原則に基づくものに制限しているようです。また、残念ながら今のところはこのツールは一般公開されていないようです。

動画制作のプロセス

このツールの技術的な側面について説明していきます。URL2VideoがまずWEBページを取り込んだ後に行うことはDOM(Document Object Model)情報とマルチメディアリソースの抽出です。DOMと呼ばれるものはhtml内の文章データのツリー構造そのもので、ページ内の文章の構成を記録しているものと考えてよいでしょう。

次に行われることがランク付けであり、動画で優先的に使用されるリソースを決定します。ここでは、ページ上部で大部分を占めているリソースのランクスコアを高くしたり、視覚的な側面や強調有無によってもランクスコアが高くなるそうです。さらにHTMLのタグや画像サイズや掲載順序なども影響があるとのことです。

ランク付けによって使用するリソースの優先順位が決まると、ユーザーが指定した再生時間とアスペクト比に合うように使用するリソースを決定します。最後に、決定したリソースの表示タイミングやレイアウトなどを調整し、MPEG-4形式で動画が作られます。ユーザーは作られた動画をもとに自由にカスタマイズすることも可能なようです。

一連のプロセスはYoutube上で動画となっており、誰でも閲覧が可能です。また、グーグルのページを例にとって、デモンストレーションが行われており、発表元のページで確認することができるようです。

既に類似サービスが日本にも

今回グーグルが発表したツールはWEBページを動画化するものでしたが、実は日本では類似のサービスが既に存在しています。それが動画作成スマートエンジンRICHKAです。こちらもURL2Videoと同様に、URLを入力することでWEBページを動画化することが可能です。RICHKAは画像や動画を自動で抽出する点は同じですが、DOM情報の抽出は行っておらず文章はシーンに合わせて手動で追加する必要があるようです。同様のツールにはSoVec Smart Video、VIDEO BRAINなどもあります。

URL2Videoがいつから公開され、日本語にも対応しているかどうかは不明ですが、無料で公開されることとなれば国産のツールにとって手強いライバルとなりえるでしょう。グーグルはまた、動画上のオーディオやナレーション作成も支援するツールを開発中とのことでその進化は止まることはなさそうです。

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