noteと文藝春秋が資本業務提携…デジタルと紙の両面でクリエイターを発掘・育成へ

note株式会社は、株式会社文藝春秋を引受先とする第三者割当増資を実施し、資金調達と資本業務提携契約を締結しました。今回の提携で、両社共同でクリエイターの発掘と育成、コミュニティの創出や各種イベントの共催など、クリエイターの活躍の場を広げるほか、両社社員…

企業 その他
noteと文藝春秋が資本業務提携…デジタルと紙の両面でクリエイターを発掘・育成へ

note株式会社は、株式会社文藝春秋を引受先とする第三者割当増資を実施し、資金調達と資本業務提携契約を締結しました。今回の提携で、両社共同でクリエイターの発掘と育成、コミュニティの創出や各種イベントの共催など、クリエイターの活躍の場を広げるほか、両社社員の知識や技術習得を目的とした社員交流も行なう予定としています。

「note」は2014年4月にサービス開始。2019年11月に「文藝春秋」が初のデジタル定期購読サービスを始めるにあたり、サイト構築のパートナーにnoteを選択し、「文藝春秋digital」がスタートしました。「note」でのコンテンツ販売するだけでなく、「note」で活躍するクリエイターを「文藝春秋」本誌の書き手に迎えたり、共同イベントを開催したりするなど、「note」と「文藝春秋」の関係は高まっていったといいます。

今回の資本業務提携を通じて、以下の取り組みを共同で進めていくとしています。

  1. クリエイターの発掘と育成
    文藝春秋社の編集者とnoteディレクターらが定期的に情報交換を行い、出版文化の未来を担う有望な人材の発掘と育成を行います。また、note上でデジタル文芸賞・新人賞その他のコンテストを共同で実施することも目指します。
  2. 新たなコミュニティの創出やイベントでの協業
    両社のネットワークや技術および知見を持ちより、クリエイターと読者・視聴者・観客等が相互に交流する新たなコミュニティを構築したり、イベントを共同開催します。
  3. 社員交流の実施
    文藝春秋社がデジタル面における技術・知識を習得し、note社が書籍や雑誌の編集技術を習得することを目的として、両社でそれぞれの社員が勤務する「社員交流」を実施します。
  4. 新規事業に向けての展開
    両社は、民間企業や公的機関に対しての有償サービスの提供など新規事業のための意見交換を行います。

※note株式会社は、MIを運営する株式会社イードの投資先です

《Nakashima Takeharu》

関連タグ

Nakashima Takeharu

Nakashima Takeharu

「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。

特集