コンテンツレコメンドのタブーラがSPACと合併し上場、”ウォールドガーデン”の外の広告市場で存在感

コンテンツレコメンデーションの世界最大手タブーラ(Taboola)が、SPACでナスダック証券取引所に上場するION Acquisition Corp. 1 Ltd.と合併し、上場すると発表しました。ティッカーはTBLAで、新社名はタブーラとなります。SPACは特別買収目的会社と呼ばれ、予め上場し資金調達を行い、買収先を探す形態の会社です。IONは2020年10月に上場し、2億5900万ドル(約270億円)を調達していて、イスラエルのテクノロジー企業を買収する方針だとしていました。

さらにタブーラは合併後に、追加の資金調達で機関投資家などから約2億8500万ドルを調達する予定。合併およびこの資金調達によって、タブーラの時価総額は約26億ドル(約2700億円)と評価され、次回の決算時には6億ドルの現金を保有する事になるとしています。調達資金の使途として2021年に、AI、EC、テレビ、デバイス製造などの研究開発に1億ドルを投資する計画だということです。

タブーラはこれまで累計で1億6000万ドルを調達。既存投資家にはEvergreen Venture Partners、Crescent Point Energy、Pitango Venture Capital、Comcast Ventures、バイドゥ、ヤフージャパンなどがいます。数年前から黒字化を達成していたとされていて、現時点で2億4000万ドルの現金を保有しているとのこと。2019年には同業のアウトブレインとの合併を発表していましたが長い交渉期間の後に破談となっていました。

日本でも多くのメディアに採用され、目にする機会も多いと思われますが、タブーラとはどんな企業なのでしょうか? 今後の成長戦略などと共に見ていきます。

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Manabu Tsuchimoto
Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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